生活費の分岐点

市場連動型の電気は18時が最も高い。7時と12円差

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電気・ガス 公開 2026-10-01 データ取得 2026-09-06

いちばん高い18時と安い7時の差 12.31円/kWh 2026年4月〜9月7日・東京エリア。1.8倍ちがう

漫画でわかる全10コマ

この記事の計算を漫画にしました。コマは横に送って読めます。

説明漫画。いちばん高い夕方18時台と、いちばん安い朝7時台の差は12.31円。28.22円−15.91円=12.31円(1kWhあたり)
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漫画の中の数字の出典:JEPXスポット市場の約定結果(東京エリア・時間帯別に平均)(本文でも同じ数字を使っています)

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この記事の根拠

  • 独自集計 2026年度の東京エリアは18時台が28.22円/kWhで最も高く、7時台の15.91円との差は12.31円(1.8倍)である JEPXスポット市場の約定結果を、30分コマ(1日48コマ)ごとに平均し、1時間単位に丸めたもの / 2026-09-06取得
  • 独自集計 12時台は0.01円/kWhで約定したコマが5.9%あった 同上。各コマの約定価格が0.02円以下だった日の割合(1時間に含まれる2コマの平均) / 2026-09-06取得
  • 独自集計 高い時間と安い時間の差は2025年度(通年)が6.51円、2026年度(4月1日から9月7日まで)が12.31円である 同上を年度ごとに集計して比較 / 2026-09-06取得

データの取得方法と計算の方針

市場連動型の電気料金は、卸電力市場の価格が1kWhあたりの単価に乗ります。その価格は30分ごとに変わります。

月平均だけを見ていると、この中の振れが見えません。時間帯ごとに集計しました。

18時が山、7時と12時が谷

00時 00時: 17.87円 17.87円 01時 01時: 17.20円 17.20円 02時 02時: 17.33円 17.33円 03時 03時: 17.92円 17.92円 04時 04時: 18.34円 18.34円 05時 05時: 18.02円 18.02円 06時 06時: 16.31円 16.31円 07時 07時: 15.91円 15.91円 08時 08時: 17.52円 17.52円 09時 09時: 17.89円 17.89円 10時 10時: 17.04円 17.04円 11時 11時: 17.44円 17.44円 12時 12時: 16.09円 16.09円 13時 13時: 19.01円 19.01円 14時 14時: 21.75円 21.75円 15時 15時: 22.97円 22.97円 16時 16時: 23.82円 23.82円 17時 17時: 25.72円 25.72円 18時 18時: 28.22円 28.22円 19時 19時: 26.38円 26.38円 20時 20時: 22.91円 22.91円 21時 21時: 21.32円 21.32円 22時 22時: 21.26円 21.26円 23時 23時: 19.97円 19.97円
卸電力市場(JEPXスポット市場)東京エリアの、時間帯ごとの平均単価(2026年4月1日〜9月7日・税抜・円/kWh)。最も高いのは18時台の28.22円、最も安いのは7時台の15.91円で、差は12.31円(1.8倍)。市場連動型のプランでは、この時間帯の使い方が実額を動かす。月30kWhを18時台から12時台に移すと税込400円ぶん。30分コマ(1日48コマ)を1時間に丸めた平均。JEPX公表の約定結果から集計。

2026年4月1日から9月7日までの160日ぶん(2026年9月6日取得。スポット市場は翌日分を約定するため9月7日分まで入っています)で計算した、東京エリアのエリアプライスの平均です(税抜・円/kWh)。表は24時間のうち12の時間帯を抜き出したもので、全時間帯は上のグラフにあります。「最も高い」「最も安い」はこの範囲・この平均での話で、日ごとの順番は変わります。

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時間帯 単価 時間帯 単価
0時 17.87円 12時 16.09円
3時 17.92円 14時 21.75円
5時 18.02円 16時 23.82円
7時 15.91円 18時 28.22円
9時 17.89円 20時 22.91円
11時 17.44円 22時 21.26円

最も高い18時台と、最も安い7時台の差は12.31円です。倍率で1.8倍になります。

昼には0.01円で約定するコマがある

12時台の16.09円は、24時間のうち2番目に安い値です。夜中の3時台(17.92円)より安くなっています。

この時間帯には、0.01円で約定しているコマがあります。 次の表は、160日のうち、その時間帯の30分コマが0.01円で約定した日の割合です(1時間に含まれる2コマの平均。集計では0.02円以下を数えています)。

時間帯 0.01円で約定したコマの割合
10時 5.3%
11時 5.6%
12時 5.9%
13時 1.9%
18時 0%

0.01円で約定したコマは、ほかに7時台(1.6%)、8時台(3.2%)、9時台(4.1%)、14時台(1.9%)などにもあります。なぜその時間に安くなるのかは、価格だけのこのデータからは分かりません。7時台が最も安い理由も同じです。

18時台の28.22円は、12時台の1.75倍です。

動かせる量ぶんだけ効く

市場価格をそのまま使うプランなら、この差が単価に乗ります。ここでは、昼の谷の真ん中にあたる12時台へ移す例で計算します(いちばん安い7時台へ移す場合の差は12.31円です)。

18時台 28.22円 − 12時台 16.09円 = 12.13円/kWh(税抜)
月30kWhを移すと  12.13 × 30 × 1.1 = 税込400円

月の使用量(たとえば300kWh)の全部を動かせるわけではありません。 冷蔵庫や照明のように時間を選べないものがあります。動かせるのは洗濯乾燥機、食洗機、電気温水器、EVの充電など、始める時刻を決められるものに限られます。

その量ぶんだけの効果になります。月30kWhで400円、月100kWhで税込1,334円です。

高い帯は14時から23時まで

1日の平均(48コマの平均)は19.92円です。それを上回る時間帯を並べると、きれいに1つの塊になります。

0時 ─────────── 13時   平均を下回る(14時間)
14時 ────────── 23時   平均を上回る(10時間)
時間 平均単価
安い帯(0時〜13時) 14時間 17.42円
高い帯(14時〜23時) 10時間 23.43円

差は6.01円です。昼だけでなく、深夜から昼過ぎまでの14時間がまとめて安い側でした。夜中の3時台(17.92円)と昼の12時台(16.09円)は、どちらも平均より下です。

分かれ目は14時です。ここから上がり始めて18時に山が来ます。

前年度と並べると、差の金額が大きい

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最高 最安 差 倍率
2025年度 18時 16.20円 12時 9.69円 6.51円 1.7倍
2026年度 18時 28.22円 7時 15.91円 12.31円 1.8倍

倍率はほとんど変わっていません。 変わったのは単価そのもので、差の金額は6.51円と12.31円で、約1.9倍です。なお最も安い時間帯は、2025年度が12時台、2026年度が7時台で、同じ時間どうしの比較ではありません。

ただし、期間が揃っていません。2025年度は4月〜翌3月の通年(冬を含む)、2026年度は4月1日〜9月7日の160日ぶん(冬を含まない)です。季節の違いも混ざっているので、「去年より広がった」とまでは言い切れません。

市場全体が上がっている話は市場連動型の電気が値上がり。東京は前年比+58%で書いています。

この集計の限界

単純平均です。 日ごとの重み付けはしていません。160日を平均した形で、日ごとの形は見ていません。

東京エリアだけです。 JEPXはエリアごとに価格を公表しており、他のエリアは含めていません。

税抜です。 JEPXの公表値は税抜で、小売の単価と足すときは消費税の扱いを揃える必要があります。

小売のプランが市場価格をそのまま使うとは限りません。 事業者ごとに係数や上限がつく場合があります。契約中のプランの計算式を確認してください。

固定単価のプランには関係ありません。 時間帯で単価が動くのは市場連動型だけです。


出典:一般社団法人日本卸電力取引所(JEPX)スポット市場の約定結果(https://www.jepx.jp/)。2025年度・2026年度の公表データから、30分コマごとに集計しました。

よくある質問

市場連動型の電気は何時が安いですか?

2026年4月1日〜9月7日の東京エリアでは、朝7時台と昼12時台が安く、夕方18時台が最も高くなっています。 7時台が15.91円/kWh、12時台が16.09円、18時台が28.22円です(税抜・単純平均)。差は12.31円で1.8倍です。ただしこれは平均で、日によって順番は変わります。

なぜ昼が安いのですか?

この記事のデータは価格だけなので、理由までは分かりません。 分かるのは、12時台に市場価格が0.01円/kWhで約定したコマが**5.9%**あったことです。0.01円で約定したコマは7時台から16時台にかけてあり、多いのは10時台(5.3%)・11時台(5.6%)・12時台(5.9%)です。18時台は0%でした。

時間帯を変えると電気代はどのくらい変わりますか?

市場価格をそのまま使うプランなら、単価の差ぶんだけ変わります。 月30kWhぶんの使用を18時台から12時台へ移した場合、単価差12.13円/kWhなので税込400円です。月の使用量すべてを動かせるわけではないので、動かせる量ぶんだけの効果になります。固定単価のプランでは、この差は関係ありません。

この差は去年もありましたか?

ありました。 2025年度は最高が18時台の16.20円、最安が12時台の9.69円で、差は6.51円でした。2026年度は12.31円です。倍率は1.7倍と1.8倍であまり変わりませんが、単価そのものが高いぶん、差の金額は倍近くです。ただし2025年度は冬を含む通年、2026年度は4月1日から9月7日までの160日ぶんで、期間が揃っていません。