北海道電力の料金は1kWh目から35.69円。東京と比較
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漫画でわかる全11コマ
この記事の計算を漫画にしました。コマは横に送って読めます。











漫画の中の数字の出典:北海道電力 従量電灯B・東京ガス 基本プラン(30A)(本文でも同じ数字を使っています)
この記事の根拠
- 独自集計 北海道電力 従量電灯Bの第1段階は35.69円/kWhで、東京ガス 基本プランの第2段階と同じ単価である
- 独自集計 基本料金は30Aで北海道電力1,254円、東京ガス935.22円で318.78円の差がある
- 独自集計 同じ30A・月300kWhでの月額の差は2,244円で、年にすると26,930円になる
電気料金は電力会社ごとに違います。同じ使用量でも、住んでいる場所で額が変わります。
北海道電力の従量電灯Bと、東京ガスの基本プランを同じ条件で並べました。
単価が1段ずれている
| 北海道電力 | 東京ガス | |
|---|---|---|
| 基本料金 30A | 1,254円 | 935.22円 |
| 第1段階 | 35.69円(〜120kWh) | 29.70円(〜120kWh) |
| 第2段階 | 41.98円(〜280kWh) | 35.69円(〜300kWh) |
| 第3段階 | 45.70円(280kWh超) | 39.50円(300kWh超) |
北海道電力の第1段階と、東京ガスの第2段階が、どちらも35.69円です。
北海道では最初の1kWhから、東京の2段階目と同じ単価で始まります。使い始める前から1段上にいる形です。
段階の区切りも違います。北海道電力は280kWh、東京ガスは300kWhで最上位に入ります。北海道電力のほうが20kWh早く45.70円の帯に届きます。
使用量ごとの差
30A契約、基本料金と電力量料金だけの比較です。燃料費調整額は入れていません。
| 使用量 | 北海道電力 | 東京ガス | 差 |
|---|---|---|---|
| 100kWh | 4,823円 | 3,905円 | +918円 |
| 150kWh | 6,796円 | 5,570円 | +1,226円 |
| 200kWh | 8,895円 | 7,354円 | +1,541円 |
| 300kWh | 13,168円 | 10,923円 | +2,244円 |
| 400kWh | 17,738円 | 14,873円 | +2,864円 |
| 500kWh | 22,308円 | 18,823円 | +3,484円 |
月300kWhで2,244円、年にすると26,930円です(年額は1円未満まで入れた月2,244.18円を12倍)。
これは燃料費調整額を除いた差です。燃料費調整を足すと、差は変わります。燃料費調整単価は計算の仕方が会社ごとに違うので、単価どうしを並べて比べることはできません。 できるのは、それぞれの月額に「単価×使用量」を足して、足した後の月額どうしで比べることです。
2026年10月分の燃料費調整単価は、政府の電気・ガス料金支援(1kWhあたり3.50円)を引く前で北海道電力−4.54円/kWh、東京ガス−5.80円/kWhです。引いた後は北海道電力−8.04円/kWh、東京ガス−9.30円/kWhです。東京ガスの値は公表単価ではなく、公式ページの算式から出した計算値です。
どちらでそろえても、東京ガスのほうが1kWhあたり1.26円多く引かれます。300kWhでは1.26円×300kWh=378円なので、差は約378円広がり、月約2,622円になります。
使う量が増えるほど差が開きます。基本料金の差は318.78円で固定ですが、単価の差が全部の段階で効いてくるためです。
一方で、倍率で見ると少なく使う家ほど割高です。北海道電力の月額は東京ガスの、100kWhで1.235倍、300kWhで1.205倍、500kWhで1.185倍でした。基本料金の差(318.78円)が、使用量が少ないほど月額の中で大きな割合を占めるためです。
「電気代を下げる」記事が地域で成り立たない理由
料金表がこれだけ違うので、「◯円下がる」と書いてある記事は、どこの料金表で計算したかを見ないと意味がありません。
たとえば当サイトの電気の記事には、東京エリアの料金表で計算したものがあります。北海道の料金表では同じ計算になりません。 比べる相手の単価が第1段階だけで5.99円高く、段階の区切りも違うので、どちらが安くなるかの境目も別の位置に来ます。
料金の記事を読むときは、どのエリア・どの会社の料金表で計算したかを先に確認してください。
自由料金には上限が無い
北海道電力には「エネとく」など自由料金のメニューもあります。従量電灯より安く見えることがありますが、公式ページにこう書かれています。
規制料金メニュー(従量電灯などの特定小売供給約款に基づく料金メニュー)には、燃料費調整単価の算定に用いる平均燃料価格に上限がある一方、自由料金メニュー(エネとくポイントプランなどの電気標準約款[低圧]ならびに需給契約要綱などに基づく料金メニュー)においては上限を設定しておりませんので、燃料価格が高騰した場合には、自由料金メニューのご請求額の方が高くなる可能性があります。
上限があるのは従量電灯のほうです。 単価の比較だけで自由料金に移ると、燃料価格が上がった月に逆転する可能性があります。
この記事の限界
表の金額に燃料費調整額と再エネ賦課金は含んでいません。 燃料費調整は会社ごとに計算の前提が違うため、単価どうしは比べられません(燃料費調整単価の比較は無意味だった)。再エネ賦課金は全国一律なので、差を見るときには相殺されます。
使用量が同じ場合の比較です。 寒冷地では暖房や給湯で使用量そのものが変わりますが、地域別の使用量のデータは取得していません。ここで示したのは「同じ量を使ったらいくら違うか」だけです。
従量電灯Bどうしではありません。 比較相手は東京ガスの基本プラン(自由料金)です。同じ土俵で並べるのが目的で、契約の種類は揃えていません。
取得日時点の料金表です。 改定されます。契約前に公式ページで確認してください。
出典:北海道電力「従量電灯」料金単価表、東京ガス「基本プラン」料金表(いずれも公式ページ)。