生活費の分岐点

無制限スマホの最安は楽天。割引後も1,980円差

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通信・スマホ 公開 2026-09-08 / 更新 2026-09-15 データ取得 2026-09-15

割引を3つとも適用しても差は 1,980円/月 大手3社とも、楽天モバイルより高い

漫画でわかる全10コマ

この記事の計算を漫画にしました。コマは横に送って読めます。

説明漫画。割引を全部つけても、楽天モバイルとの差は月1,980円。5,148円−3,168円=1,980円。ほかの大手はもっと高い
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漫画の中の数字の出典:各社公式の料金ページ(無制限プラン)(本文でも同じ数字を使っています)

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この記事の根拠

  • 独自集計 大手3社の無制限プランは割引を3つとも適用しても楽天モバイルより1,980〜2,310円高い ドコモ MAX(料金ページと提供条件書)、au 料金・割引、ソフトバンク 料金プラン、楽天モバイル Rakuten最強プランの各公式ページから、月額と割引額・適用条件を取得して計算(ドコモ MAX は2026年9月15日、ほかは9月5日に取得) / 2026-09-15取得
  • 独自集計 光セット割1,100〜1,210円の適用には、月4,400〜6,380円の固定回線契約が別に必要である 各社公式ページの加入例(auひかり5,610円+電話770円、SoftBank 光5,720円+指定オプション550円〜、ドコモ光4,400〜5,940円) / 2026-09-05取得

データの取得方法と計算の方針

データ無制限のプランは、割引前の額で並べると差が大きく開きます。ただし大手3社には最大2,530〜2,970円の割引がつきます。

「割引を全部適用すれば、そんなに変わらないのでは」と思ったので、条件ごと数えました。

割引を全部つけた場合

楽天モバイル(割引前) 楽天モバイル(割引前): 3,278円 3,278円 楽天モバイル(割引後) 楽天モバイル(割引後): 3,168円 3,168円 ソフトバンク(割引前) ソフトバンク(割引前): 8,008円 8,008円 ソフトバンク(割引後) ソフトバンク(割引後): 5,148円 5,148円 au(割引前) au(割引前): 7,788円 7,788円 au(割引後) au(割引後): 5,258円 5,258円 ドコモ(割引前) ドコモ(割引前): 8,448円 8,448円 ドコモ(割引後) ドコモ(割引後): 5,478円 5,478円
データ無制限プランの月額(1回線・税込)。割引前の差は4,510〜5,170円だが、大手3社が割引を3つとも適用しても、差は1,980円までしか縮まない。「割引後」は大手3社が家族3回線・光回線・指定カードの3条件をすべて満たした場合。楽天モバイルの割引は最強家族割110円の1つだけ。各社公式の料金ページから作成。

1回線あたりの月額です。すべて税込です。

横にスクロールできます

事業者 プラン 割引前 割引の合計 割引後 条件の数
楽天モバイル Rakuten最強プラン 3,278円 −110円 3,168円 1
ソフトバンク テイガク無制限 8,008円 −2,860円 5,148円 3
au 使い放題MAX+ 7,788円 −2,530円 5,258円 3
ドコモ ドコモ MAX(無制限) 8,448円 −2,970円 5,478円 3

ドコモは、いま契約できる「ドコモ MAX」の額です。以前の「eximo」は2025年6月4日に新規受付を終了しています(eximo なら割引前7,315円・割引後4,928円)。

割引前の差は4,510円から5,170円、割引を全部適用した後でも1,980円から2,310円残りました。 順位は入れ替わりません。

割引額そのものは大きいのですが、割引前の額の差がそれ以上に大きいためです。

3つの条件

大手3社の割引は、どれも3つに分かれています。

家族の回線数 自宅の固定回線 支払い方法
ドコモ みんなドコモ割 1,210円(3回線以上) ドコモ光セット割 1,210円 dカードお支払割 550円(dカード GOLD U・GOLD など。dカードは220円)
au 家族割プラス 1,210円(3回線以上) auスマートバリュー 1,100円 au PAY カードお支払い割 220円
ソフトバンク 新みんな家族割 1,210円(3回線以上) おうち割 光セット 1,100円 PayPayカード割 550円(PayPayカード ゴールドの場合)
楽天モバイル 最強家族割 110円(人数の下限なし) — —

「最大◯◯円割引」は、3つとも満たした場合の額です。 一人暮らしで家族回線が無ければ1,210円が消え、自宅に光回線が無ければさらに1,100〜1,210円が消えます。

auは2回線の場合、家族割プラスが1,210円から660円に下がると公式に書かれています。

光セット割は、光回線の契約が前提

いちばん条件が重いのが光セット割です。割引額は1,100〜1,210円ですが、その光回線の月額が別にかかります。 各社が公式ページに書いている加入例です。

割引(スマホ1回線あたり) 適用に必要な契約(世帯で1本) その月額
ドコモ 1,210円 ドコモ光 4,400円〜5,940円
ソフトバンク 1,100円 SoftBank 光 ファミリー+指定オプション 5,720円+550円〜
au 1,100円 auひかり ホーム(ずっとギガ得)+電話 5,610円+770円

しかもこの月額にはWi-Fiルーターの費用が入っていません。実際に使う構成で足すと最安が入れ替わります。

auとソフトバンクは、光回線の基本料金に加えて電話や指定オプションの契約が別に必要です。auは770円、ソフトバンクは550円からと明記されています。

光回線をすでに使っている、あるいはこれから使う予定があるなら、この金額は割引のための費用ではありません。もともと必要な支出です。

問題はそうでない場合です。参考までに、光回線を単独で契約する前提で足すとこうなります。光回線の月額は3社とも戸建ての額で揃えています(ドコモ光は1ギガ タイプA/Cの戸建て5,720円)。

事業者 割引後のスマホ代 必要な光の月額 合計
楽天モバイル 3,168円 — 3,168円
ソフトバンク 5,148円 6,270円 11,418円
au 5,258円 6,380円 11,638円
ドコモ 5,478円 5,720円 11,198円

光回線を使わない人にとって、セット割は割引ではなく買い物になります。 1回線だけなら、1,100〜1,210円引くために4,400円以上を払う形です。

この表は、1回線ぶんの割引と光回線1本を並べたものです。セット割はスマホ1回線ごとに付き、光の月額と必須のオプション代は世帯で1回です。 割引後の額は家族3回線が前提なので、3回線ともセット割の対象なら、光セット割の合計はau・ソフトバンクが1,100円×3回線=3,300円、ドコモが1,210円×3回線=3,630円で、表の「必要な光の月額」(auの電話770円、ソフトバンクの指定オプション550円を含む)は3回線で分け合う形になります。家族全体で比べる場合は、1回線あたりの差はこの表より小さくなります。

なお、いずれも契約期間の縛りがあります。ドコモ光は解約金が戸建て5,500円(マンション4,180円)、auは解約時に契約期間に応じて4,730円、ソフトバンクは更新月以外で5,720円の解除料がかかる場合があると書かれています。解約金だけでなく工事費の残債も加わり、契約1年でやめた場合の合計はドコモ光28,142円、SoftBank 光41,360円、auひかり(ひかり電話あり・撤去を希望した場合)69,976円でした(戸建て・工事費の割引が適用されている場合。光回線の解約金はいくら?8社の解約コスト総額)。

一人暮らしの場合

条件を1つも満たさない場合の額です。そもそも無制限が要るかどうかは、自分が月に何GB使っているかで決まります。

事業者 割引前 楽天モバイルとの差
楽天モバイル 3,278円 —
au 7,788円 4,510円
ソフトバンク 8,008円 4,730円
ドコモ(ドコモ MAX) 8,448円 5,170円

年に直すと54,120円から62,040円の差になります。カード割だけは一人でも受けられるので、それぞれ220円(au)・550円(ソフトバンク)・550円(ドコモ)を引いた額が実際の下限です。

料金以外の違い

通信エリアと電波の入りやすさは、ここでは扱っていません。 料金とは別の論点で、事業者をまたいで比べられる公的なデータが無いためです。実際に使う場所で電波が入るかどうかは、各社が公開しているエリアマップで確認してください。

通話の条件も違います。 楽天モバイルはRakuten Linkアプリを使えば国内通話が無料ですが、アプリを使わない場合は30秒22円で、一部対象外の番号があります。大手3社は30秒22円で、かけ放題は別料金です。通話が多い人はここも含めて計算する必要があります。格安SIMのかけ放題オプション代を月3GBのプランに足した額は格安SIMかけ放題7社、月3GB・通話無制限で順位が入れ替わるで並べています。

無制限ではなく使う量で選ぶ場合は、データ量ごとに最安が入れ替わります(格安SIMと大手16プラン、最安が入れ替わる5地点)。

無制限の楽天モバイルと、30GBで区切られたオンライン専用プランを使用量ごとに並べた結果は楽天モバイルとahamoどっち?逆転は21〜30GBだけにあります。

この記事の限界

1回線あたりの月額だけを比べています。 端末代金、契約事務手数料、オプション料金は含めていません。

キャンペーンは含めていません。 各社とも乗り換え時のポイント還元や端末値引きがありますが、条件と期間が頻繁に変わるため、毎月かかる額だけで比べています。

大手3社の割引は「全部満たした場合」で計算しています。 実際には条件が1つでも欠ければ割引は減ります。この記事の割引後の額は、3社にとって最も有利な条件での数字です。

ソフトバンクとドコモのカード割550円は、年会費のかかるカードの額です。 ソフトバンクは PayPayカード ゴールド(年会費11,000円)、ドコモは dカード GOLD U(年会費3,300円)以上の場合で、年会費無料の dカードなら220円です。年会費は計算に入れていません。

ドコモ MAX の割引は3つの条件だけを入れています。 公式の「5,148円」は、長期利用割(20年以上で220円)とドコモでんきセット割(110円)も足した額です。

2026年9月15日に、ドコモを受付終了の eximo から、いま契約できるドコモ MAX に差し替えました。 それまでは eximo(割引後4,928円)で、題名の差を1,760円としていました。

楽天モバイルは段階制です。 3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、それ以上が3,278円で、使わない月は自動的に安くなります。ここでは上限の3,278円で比べています。ドコモ MAX も段階制で、1GBまで5,698円、3GBまで6,798円、3GBを超えると8,448円です。表は3GB超の8,448円で比べています。

情報は記載の取得日時点のものです。料金と適用条件は変わります。契約前に公式ページで確認してください。


出典:ドコモ「ドコモ MAX」の料金ページと提供条件書(2026年9月15日取得)、au「料金・割引」「auスマートバリュー」「家族割プラス」、ソフトバンク「料金プラン」、楽天モバイル「Rakuten最強プラン」の各公式ページ(2026年9月5日取得。ソフトバンクのカード割の条件は9月15日に確認)。

よくある質問

データ無制限のプランで一番安いのはどこですか?

楽天モバイルのRakuten最強プランで、月3,278円(最強家族割適用で3,168円)でした。大手3社は割引前でドコモ(ドコモ MAX)8,448円・au 7,788円・ソフトバンク8,008円です。3社とも割引を3つとも適用すると5,148〜5,478円になりますが、それでも1,980〜2,310円高い結果でした。なお通信エリアや電波の入りやすさは料金と別の話で、ここでは扱っていません。

大手キャリアの「最大◯◯円割引」は誰でも受けられますか?

3つの条件を全部満たした場合の額です。 ①家族の回線が3回線以上、②自宅の対象インターネットサービスに加入、③指定のクレジットカードで支払い、の3つです。1つでも欠けるとその分だけ割引が減ります。たとえばauは家族が2回線だと家族割プラスが1,210円から660円に下がります。

光セット割はどれくらい得ですか?

割引額は1,100円(ドコモは1,210円)ですが、その光回線の月額が別にかかります。 auの公式の加入例は「auひかり ホーム 基本料金5,610円+電話770円」で月6,380円、ソフトバンクは「SoftBank 光 5,720円+指定オプション550円〜」で月6,270円、ドコモは「ドコモ光 月4,400円〜5,940円」と明記されています。光回線をもともと契約するなら追加費用ではありませんが、そうでないなら1回線あたり1,100〜1,210円の割引のために4,400円以上を払うことになります。 割引はスマホ1回線ごとに付き、光の月額は世帯で1本ぶんなので、家族の対象回線が多いほど割引の合計は大きくなります。

楽天モバイルに割引はないのですか?

最強家族割の110円だけです。 公式の表記は「家族だれでも110円引き」で、回線数の下限はありません。大手3社のように家族3回線や光回線の契約は要りません。もっとも、割引が小さくても割引前の月額が3,278円なので、大手3社が割引を3つとも適用した後の額より安いままです。