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光回線をやめるとき、いくら請求されるか。7社の解約コストを全部足した

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通信・スマホ 公開 2026-09-03 データ取得 2026-09-02

1年で乗り換えた場合の解約コスト 68,577 最も高い1社。最も安い1社は0円だった

この記事の根拠

  • 独自集計 契約1年で解約した場合の総コストは、解約金・工事費残債・撤去工事費を合計すると0円から68,577円まで開く 各社公式の料金ページ・キャンペーン条件から解約金と工事費の相殺方式を取得して算出 / 2026-09-02取得
  • 独自集計 工事費の相殺は各社24〜36か月かかり、2年契約が満了した時点でも相殺は完了していない社がある 同上 / 2026-09-02取得

光回線の乗り換えを調べると、たいてい「解約金は◯◯円」という数字が出てきます。

その数字だけで判断すると足りません。解約時に請求されるものは3つあり、多くの場合いちばん大きいのは解約金ではありません。

解約時にかかる3つのもの

  1. 解約金(契約解除料) — 更新月以外に解約したときの違約金
  2. 工事費の残債 — 「実質無料」だった工事費のうち、まだ相殺されていない分
  3. 撤去工事費 — 設備を撤去する場合の費用

このうち 2の残債が、たいてい最大になります。工事費が3万〜5万円で、それを24〜36か月かけて相殺する仕組みだからです。

1年で解約した場合

契約から12か月で解約したと仮定して、3つを合計しました(戸建)。

横にスクロールできます

事業者 解約金 工事費の残債 撤去費 合計
おてがる光 0円 0円 0円 0円
BB.excite光 Classic 0円 0円 0円 0円
ahamo光 4,950円 17,529円 0円 22,479円
ドコモ光 5,500円 17,529円 0円 23,029円
SoftBank 光 5,720円 29,125円 0円 34,845円
Fon光 3,520円 33,000円 0円 36,520円
auひかり 4,730円 32,167円 31,680円 68,577円

0円から68,577円まで開きます。

解約金だけを比べると3,520円〜5,720円で、大差ないように見えます。差を作っているのは残債と撤去費です。

なぜ残債が残るのか

各社の「工事費実質無料」は、工事費を分割払いにして、同額を月額から割り引く方式です。割り引かれるのは契約が続いている間だけなので、途中でやめると分割払いの残りが一括請求されます。

ドコモ光の公式表記です。

工事料を分割支払いされている場合で、分割支払い期間中に『ドコモ光』を解約された場合は、解約日の翌月に工事料の残債を一括でご請求

さらにドコモ光とSoftBank 光は、割引の開始が利用開始の7か月後からです。そこから24か月かけて相殺するので、完了は31か月目。2年契約が満了した時点でもまだ終わっていません。

auひかりだけ突出する理由

68,577円のうち、31,680円が撤去工事費です。

2018年3月1日以降の申込は撤去希望時 31,680円

他社では発生しない項目です。加えてauひかりは、工事費の相殺条件が特殊です。割引総額48,950円の内訳が「ネットサービス分」と「電話サービス分 770円×35か月」に分かれており、ひかり電話を35か月契約し続けないと相殺しきれません

BB.excite光だけ論点が存在しない

月額料金以外に、初期費用・工事費・契約事務手数料・解約時の費用などは一切かかりません。

工事費がそもそも発生しないので、残債という概念がありません。契約期間の縛りも解約金もない。いつやめても0円です。

おてがる光も縛りと解約金はゼロですが、工事費22,000円を2,000円×11回で相殺する方式なので、11か月未満の解約では残債が出ます。1年(12か月)時点では相殺が終わっているのでゼロですが、たとえば半年でやめると約1万円が残ります。

乗り換えを考えるときの順序

いま契約中の回線について、次を確認してください。

  1. 開通からの経過月数。工事費の相殺が終わっているか
  2. 更新月がいつか。解約金がかからない月は契約満了の前後3か月程度
  3. 撤去工事の要否。auひかりは希望時に31,680円

このうち1が最も見落とされます。「2年経ったから縛りは終わり」と考えても、工事費の相殺は31か月かかっている場合があります。

なお、乗り換え先が他社の解約金を負担するキャンペーンを実施していることがあります。ahamo光には「乗り換え特典(他社解約金分 最大100,000pt)」の記載があります。ただしポイント還元なので現金ではなく、条件と上限を確認する必要があります。

次に契約するとき

解約コストを持たない回線を選べば、この計算自体が不要になります。上位2社(BB.excite光・おてがる光)は契約期間の縛りも解約金もありません。

2年総額の差は1,188円しかないので、選択基準は接続方式です。BB.excite光は IPv4 PPPoE で混雑時間帯の速度低下が起きやすく、おてがる光は IPv6(v6プラス)が使えます。詳細は スマホの「光セット割1,100円引き」は、実質330円だった で総額を比較しています。

この記事の限界

1年で解約した場合の試算です。 経過月数によって残債は変わります。相殺が完了していれば残債はゼロになり、順位も変わります。

残債の額は月割りの概算です。 「工事費 ×(1 − 経過月 ÷ 相殺完了月数)」で算出しています。各社の分割回数と割引開始月がすべて公表されているわけではないため、実際の請求額とは差が出ます。正確な額は契約中の会社に問い合わせてください。

解約金は更新月以外に解約した場合です。 更新月(契約満了の前後3か月程度)に解約すれば解約金はかかりません。上の表は最も高くなるケースを示しています。

撤去工事は希望した場合の費用です。 auひかりは撤去が原則ですが、状況により免除される場合があるとされています。ここは各社の運用によるため、断定できません。

マンションは条件が異なります。 工事費・解約金とも戸建より低いことが多く、auひかりはタイプによって料金体系自体が変わります。

乗り換え先のキャンペーンは含めていません。 他社解約金の負担特典を使えば実質負担は下がりますが、上限と条件があるため、この表とは別に確認が必要です。

料金と条件は改定されます。この記事の数値は記載の取得日時点のもので、解約や契約の前には必ず各社の公式情報を確認してください。


出典:各社公式サイトの料金ページおよびキャンペーン条件ページを取得して集計。