工事不要の端末代の割引は49か月目、光の工事費は最長36か月目
本記事にはプロモーションが含まれます。
この記事の根拠
- 独自集計 SoftBank Air の月月割は課金開始月を1ヵ月目として2ヵ月目から49ヵ月目までの48回で、1回1,980円。Airターミナル6の現金販売価格は95,040円。解約すると月月割が終了し、端末代金そのものは割引されない
- 独自集計 ドコモ home 5G の月々サポートは48回で、初回-1,585円/月・2〜48回-1,525円/月の総額-73,260円。公式は割引総額を「home 5G プランを49か月間継続ご利用いただいた場合の割引額」と書いている。端末販売価格(一括払い)も同額の73,260円と公表されているが、分割で買う場合の回数は書かれていない
- 独自集計 工事不要の2社の端末代の相殺は49か月目に終わり、光回線8社でいちばん遅い36か月目より13か月長い
- 独自集計 24か月目にやめた場合に受け取れずに終わる割引は、SoftBank Air が1,980円×25回で49,500円、home 5G が1,525円×25回で38,125円
- 独自集計 同じ24か月目に相殺が終わっていない光回線の工事費は、ひかり電話あり・キャンペーン適用の前提で0円〜16,783円。auひかりはひかり電話なしだと34,493円、SoftBank 光は8か月目開始の読みだと13,860円、キャンペーンが適用されない場合は工事費が全額残り最大47,520円になる
- 独自集計 契約解除料1,100円は、UQ WiMAXのギガ放題プラス(2年自動更新あり)と home 5G で額が一致するが、効く条件が違う。UQは更新期間以外の解約、ドコモは1年以内の解約
- 独自集計 「無制限」「制限なし」の但し書きには3サービスとも短期間の集中利用が入り、期間が書かれているのは home 5G の「当日を含む直近3日間」だけ。GB数を書いている社は無かった
- 独自集計 同じAirターミナル6の現金販売価格が2026年7月15日お申し込み分から71,280円→95,040円に変わり、差の23,760円は48回の賦払金の差(495円)×48回と一致する
- 独自集計 工事不要の月額(5,280円〜5,368円)は、光回線(戸建て・4,708円〜5,720円)の幅の中に収まっている
- 独自集計 SoftBank Air の下り最大速度は住所で分かれ、機種別の表のAirターミナル5/6の行が838Mbps、一部エリア357Mbps、表に記載のない住所では175Mbps/165Mbps/112.5Mbps/110Mbpsと書かれている。home 5G は登録した設置場所住所以外では利用できないと書かれている
光回線をやめるときに請求されるのは、解約金だけではありません。工事費の、まだ割り引かれていない分が残ります。
工事不要の回線には工事費がありません。そのかわり端末代があり、工事費と同じ形で相殺されます。 その額に見合うぶんを、毎月いくらと決めて月額から割り引く。解約すると割引だけが止まる。名前が違うだけで、相殺のしかたは同じです。
この記事が数えるのは、端末代そのものではなく割引の回数です。 端末を何回払いで買うかは別の話で、そこは社によって書かれていたり書かれていなかったりします(あとの節で分けます)。
違うのは終わる月でした。
相殺が終わる月を、同じ列に並べる
工事不要の側(2026年10月1日に公式ページを取得)と、光回線の側(data/watch/hikari-plans.json)を、同じ数え方で並べました。契約開始の月を1か月目として数えています。
横にスクロールできます
| 回線 | 相殺する額 | 1回あたり | 何か月目から何か月目まで | 回数 |
|---|---|---|---|---|
| SoftBank Air(Airターミナル6) | 95,040円 | 1,980円 | 2か月目〜49か月目 | 48回 |
| home 5G(home 5G HR02) | 73,260円 | 初回1,585円/以後1,525円 | 2か月目〜49か月目 | 48回 |
| auひかり ホーム1ギガ | 48,950円 | 1,399円※ | 2か月目〜36か月目 | 35回 |
| Fon光 2ギガ | 49,500円 | 1,375円 | 1か月目〜36か月目 | 36回 |
| SoftBank 光 1ギガ | 47,520円 | 1,980円 | 7か月目〜30か月目 | 24回 |
| ドコモ光 1ギガ | 28,600円 | 1,192円※ | 8か月目〜31か月目 | 24回 |
| ahamo光 1ギガ | 28,600円 | 1,192円※ | 8か月目〜31か月目 | 24回 |
| DTI 光 | 26,400円 | 1,100円 | 2か月目〜25か月目 | 24回 |
| おてがる光 | 22,000円 | 2,000円 | 1か月目〜11か月目 | 11回 |
| BB.excite光 Classic | 0円 | — | — | — |
※の3行は、公式が1本の額では書いていません。 相殺する額を回数で割った値なので、掛け戻すと総額とずれます。auひかりは1,399円×35回=48,965円で15円、ドコモ光・ahamo光は1,192円×24回=28,608円で8円多くなります。auひかりの公式の書き方は、ネット側が初回644円・628円×34カ月、電話側が770円×35カ月という2本立てで、1本の額にはなっていません。ドコモ光・ahamo光は現金の割引ではなくdポイントの24か月分割進呈です。
※の付いていない行は、公式が1回ごとの額を書いています。 Fon光は「1,375円×36か月」、おてがる光は「2,000円×最大11回」、SoftBank 光は「1,980円×24か月」、DTI 光は「1,100円×24回」です。home 5G だけ初回の額が違い、初回1,585円・2〜48回1,525円です。
おてがる光は割引が何か月目から始まるか公式に書かれていないため、1か月目からとして数えています(トップページに無派遣工事の場合だけ「2か月目の料金から」とあります。11回で終わるので、24か月目の額はどちらでも0円です)。Fon光は注記に「1カ月目~36カ月目:1,375円」と書かれています。
左の「相殺する額」の列は、側で中身が違います。 工事不要の2社は端末代、光回線は工事費です。ただし工事不要の2社では、この額が割引の総額とぴったり同じになっています。SoftBank Air は1,980円×48回=95,040円、home 5G は月々サポートの総額73,260円が端末販売価格(一括払い)と同額です。だから同じ列に並べられます。
UQ WiMAX はこの表にいません。 端末の価格が取得したページに見当たらず、相殺する額が出せなかったためです。月額と解約金の表には入っています。
工事不要の2社は49か月目で揃います。光回線でいちばん遅いのは36か月目(auひかり・Fon光)なので、差は13か月です。
揃い方が偶然ではないことは、公式の書き方から分かります。SoftBank Air は「課金開始月を1ヵ月目として2ヵ月目から49ヵ月目まで割引します」と月を名指ししています。ドコモは「本端末ご購入月の翌月を1か月目とし、最大48か月間(48回)」という別の数え方ですが、同じページに「上記表の割引総額は、home 5G プランを49か月間継続ご利用いただいた場合の割引額です」と書かれています。数え方の起点が違うだけで、着地する月は同じでした。
なお SoftBank 光の30か月目は、公式に2通りの書き方があるうちの片方です。料金ページが「31ヵ月目までご利用の場合」とも書いているので、8か月目開始と読めば31か月目になります。
24か月でやめると、割引が25回分残る
2年でやめた場合を、両方の側で出しました。光回線側は、割引の開始月から1回ずつ進めて数えています(既存の記事と同じ数え方で、計算は scripts/watch/home-router.mjs にあります)。
この表には前提が2つあります。 auひかりはひかり電話を24か月目まで契約し続けている場合の値(表の※1)で、光回線8社のうち5社は相殺がキャンペーン・特典なので、適用される場合の値(※2)です。前提を外した額は次の次の節に出します。
横にスクロールできます
| 回線 | 相殺する額 | 受けた割引 | まだ相殺されていない額 | この額の意味 |
|---|---|---|---|---|
| SoftBank Air | 95,040円 | 45,540円(23回) | 49,500円(残り25回) | 受け取れずに終わる割引 |
| home 5G | 73,260円 | 35,135円(23回) | 38,125円(残り25回) | 受け取れずに終わる割引 |
| auひかり ホーム1ギガ※1 | 48,950円 | 32,167円(23回) | 16,783円 | 工事費の残り |
| Fon光 2ギガ | 49,500円 | 33,000円(24回) | 16,500円 | 工事費の残り |
| SoftBank 光 1ギガ※2 | 47,520円 | 35,640円(18回) | 11,880円 | 工事費の残り |
| ドコモ光 1ギガ※2 | 28,600円 | 20,258円(17回) | 8,342円 | 工事費の残り |
| ahamo光 1ギガ※2 | 28,600円 | 20,258円(17回) | 8,342円 | 工事費の残り |
| DTI 光※2 | 26,400円 | 25,300円(23回) | 1,100円 | 工事費の残り |
| おてがる光※2 | 22,000円 | 22,000円(11回) | 0円 | 工事費の残り |
| BB.excite光 Classic | 0円 | 0円 | 0円 | — |
※1 ひかり電話を契約し続けている場合。※2 工事費の相殺がキャンペーン・特典で、適用される場合。どちらも次の次の節で外します。
工事不要の2行は、48回のうち23回しか受け取れずに終わります。残る25回分は、SoftBank Air が1,980円×25回=49,500円、home 5G が1,525円×25回=38,125円です。
右端の列は、側によって意味が違います。 先にそこを分けます。
「まだ相殺されていない額」は、そのまま請求される額ではありません
光回線は、工事費そのものが分割払いで請求されます。 途中でやめると分割の残りが一括で請求されることは、光回線をやめるとき、いくら請求されるかで各社の原文を引いて確かめています。相殺のしかたは社で分かれていて、SoftBank 光・DTI 光・Fon光・おてがる光は月額からの割引、ドコモ光・ahamo光はdポイントの分割進呈、auひかりはネットと電話の利用料の割引です。ドコモ光・ahamo光は二階建てで、工事料は分割で現金請求され、その相当額がポイントで戻ってきます。解約すると工事料の残債は一括で請求され、ポイントの進呈は止まります。**表の8,342円は「工事費のうち、まだ戻ってきていない分」**で、現金の請求額そのものではありません。
SoftBank Air は、48回払いを選んだ場合は額が重なります。 月月割1,980円と、48回払いの賦払金(分割1回ぶんの支払額)1,980円が同額だからです。受け取れずに終わる割引の累計と、まだ払っていない賦払金の累計は、回数がそろえば一致します。ただし賦払金が何か月目から始まるかは書かれていないので、回数がぴったりそろうかどうかまでは確かめられません。48回は選べる回数のひとつで、12回・24回・36回・60回と一括払いもあります。実質年率0.0%なので、どれを選んでも総額は95,040円です。一括で買っていれば、残るのは割引のほうだけになります。
home 5G は、払い方で変わります。 公表されているのは「『HR02』端末販売価格(一括払い)(支払総額)は73,260円」という一括払いの額で、月々サポートの割引総額73,260円とちょうど同じです。一方、分割で買った場合の回数は書かれていません。 SoftBank Air のように12回・24回・36回・48回・60回という選択肢が示されていないので、一括で買っていれば端末代の請求は残らず、失うのは割引のほうだけ、分割で買っていれば未払い分が残る、という読み方になります。解約ページには「専用端末の未払い分の分割支払金」がかかる場合があると書かれているだけで、何回払いのうち何回が残るかは分かりません。38,125円は受け取れずに終わる割引の累計であって、請求される残債そのものではありません。
一括で買えば損が小さい、という話ではありません。 一括なら先に全額を払い切っているので、請求が残らないかわりに、受け取れずに終わる38,125円はそのまま戻ってこないお金です。分割なら、その分はまだ払っていないことになります。払い方で変わるのは「これから請求されるか、すでに払ったか」で、受け取れずに終わる割引の額そのものは変わりません。
なので、38,125円と16,783円を金額の大小で比べることはできません。 性質が違います。そのうえで、同じ「相殺がどれだけ残っているか」として見れば、工事不要の2行は光回線の全8社より下に来ません。
額の大きさは、同じ会社で見ると分かりやすくなります。Airターミナル6の95,040円は、SoftBank 光の工事費47,520円のちょうど2倍です。相殺にかかる月数も、30か月目から49か月目に伸びています。
前提を外すと、光回線側の額は動きます
前の表の光回線側は、条件のよいほうに寄せた値です。表に印を付けた2つと、読み方がもう1つあって、外すとこう動きます。
| 前提 | 前提どおり | 前提を外すと |
|---|---|---|
| auひかりでひかり電話を契約している | 16,783円 | 34,493円 |
| SoftBank 光の相殺を7か月目開始と読む | 11,880円 | 13,860円(8か月目開始の読み) |
| 工事費のキャンペーンが適用される(5社) | 0円〜11,880円 | 22,000円〜47,520円 |
auひかりの割引48,950円のうち26,950円(770円×35か月)は、ひかり電話の利用料にかかる割引です。 ひかり電話を契約しなければ付かないので、24か月目に相殺されていない額は16,783円ではなく34,493円になります。なお受けた割引32,167円のうち電話分は770円×23回=17,710円で、その裏で電話代を払っています。
34,493円は、割引総額を回数で割って数えた額です。 ネット分の割引総額22,000円を35回で割って23回ぶんを進めると14,457円、公式の1回ごとの額(初回644円・628円×34か月)どおりに足すと644円+628円×22回=14,460円で、3円ずれます。既存の記事と数え方をそろえるため、割引総額から割り戻したほうを採っています。
工事費の相殺がキャンペーン・特典なのは、ドコモ光・ahamo光・SoftBank 光・DTI 光・おてがる光の5社です。 適用されなければ工事費が全額残ります。ドコモ光28,600円、ahamo光28,600円、SoftBank 光47,520円、DTI 光26,400円、おてがる光22,000円です。SoftBank 光の47,520円は、工事不要のいちばん少ない額38,125円を上回ります。 つまり前の節の並びは、キャンペーンが適用されることを前提にしたものです。
キャンペーンの期間の書かれ方もそろっていません。ドコモ光・ahamo光・SoftBank 光は開始日だけで終了日の記載がなく、DTI 光は期間の記載がなく「予告なく内容を変更、終了する場合がございます」とあります。おてがる光はページによって違い、料金ページには期間の記載がなく、トップページの適用条件の欄には終了日つきの期間が表示されています。いま申し込んで適用されるかは確かめられていません。
工事不要の側にも同じ話があります。月月割も月々サポートも割引の制度で、両方の側で割引が適用される前提で並べています。
「まだ相殺されていない額」は、そのまま請求される額ではありません
表の右端は、側によって意味が違います。
光回線は残債です。 ドコモ光の公式表記は「分割支払い期間中に『ドコモ光』を解約された場合は、解約日の翌月に工事料の残債を一括でご請求」です。相殺されていない工事費が、そのまま請求に乗ります。
SoftBank Air は額が重なります。 月月割1,980円と、48回払いの賦払金1,980円が同額だからです。受け取れずに終わる割引の累計と、まだ払っていない賦払金の累計は、回数がそろえば一致します。ただし賦払金が何か月目から始まるかは書かれていないので、回数がぴったりそろうかどうかまでは確かめられません。
home 5G は、払い方で変わります。 公表されているのは「『HR02』端末販売価格(一括払い)(支払総額)は73,260円」という一括払いの額で、月々サポートの割引総額73,260円とちょうど同じです。一方、分割で買った場合の回数は書かれていません。 SoftBank Air のように12回・24回・36回・48回・60回という選択肢が示されていないので、一括で買っていれば端末代の請求は残らず、失うのは割引のほうだけ、分割で買っていれば未払い分が残る、という読み方になります。解約ページには「専用端末の未払い分の分割支払金」がかかる場合があると書かれているだけで、何回払いのうち何回が残るかは分かりません。38,125円は受け取れずに終わる割引の累計であって、請求される残債そのものではありません。
「端末代金は割引されません」という一文
割引が止まったあと何が起きるかは、SoftBank Air のページがはっきり書いています。
対象端末を購入の場合、月月割として課金開始月を1ヵ月目として2ヵ月目から49ヵ月目まで割引します。月月割は基本料金からの割引となり、対象端末代金は割引されません。また、SoftBank Airを解約された場合は月月割が終了となります。
基本料金から割り引いているのであって、端末代が安くなっているのではないという書き方です。解約すると割引側だけが止まり、分割は分割として続く読み方になります。
ドコモも同じ構造を別の言葉で書いています。「本端末の『月々サポート』適用には home 5G プランの新規ご契約が条件となり、home 5G プランを解約した場合には『月々サポート』の割引適用も終了となります」。
これは光回線の「工事費実質無料」と同じ言い回しです。相殺の方式が違うだけで、途中でやめると残るところまで一致しています(光回線をやめるとき、いくら請求されるか)。
48回なのに支払期間が50か月から53か月
SoftBank Air の注記には、48回を選んだ場合の条件がこう書かれています。
分割回数48回選択時は、賦払金1,980円、支払期間50ヵ月から53ヵ月
同じ注記に現金販売価格(割賦販売価格)95,040円とあります。回数は48回ですが、支払期間は50ヵ月から53ヵ月です。一方で月月割は49か月目で終わります。終わりの月が揃っていません。
賦払金がどの月から始まるかは書かれていないので、ずれが何か月になるかは出せません。 48回という回数と、50ヵ月から53ヵ月という期間と、2ヵ月目から49ヵ月目という割引の範囲が、同じページに並んでいるという事実までです。前の節で出した49,500円は割引の進み方を数えたもので、賦払金が何回ぶん残っているかとは別の数え方です。
同じ注記からもう一つ分かることがあります。同じAirターミナル6の現金販売価格が、2026年7月14日お申し込み分までは71,280円、7月15日お申し込み分からは95,040円と併記されています。48回の賦払金もそれぞれ1,485円(71,280円÷48回)と1,980円(95,040円÷48回)です。差は23,760円で、賦払金の差495円に48回を掛けた額と一致します。端末代は固定の値ではなく、申し込んだ日で変わります。
解約金は1,100円で並ぶが、効く条件が違う
解約金のほうは、額が分かっている工事不要の2件が、どちらも1,100円で並びます。
| 回線 | 契約期間 | 契約解除料 |
|---|---|---|
| UQ WiMAX ギガ放題プラスS | 「契約期間に条件はありません」と明記 | 記載が見当たらない |
| UQ WiMAX ギガ放題プラス(2年自動更新あり) | 25か月+24か月の自動更新 | 1,100円 |
| SoftBank Air | 記載が見当たらない | 記載が見当たらない |
| ドコモ home 5G プラン | 記載が見当たらない | 1,100円 |
| 光回線(戸建て8社) | 縛りなし〜3年 | 0円〜5,720円 |
UQ WiMAXの契約期間の書き方は「課金開始月から起算した25カ月間の契約となり、さらに2年間(24カ月間)の自動更新となります」です。表の「25か月+24か月の自動更新」はこの原文のことです。
1,100円という額は一致しますが、どんなときにかかるかが違います。
UQ WiMAXは「契約期間満了月の当月、翌月、翌々月の3カ月間を『更新期間』とし、更新期間以外に解約または契約期間の定めのないプランへ変更をされた場合は1,100円の契約解除料がかかります」。更新期間でなければ、何年目でもかかる書き方です。
ドコモは逆向きで、「2025年7月1日以降に新規契約いただいた回線について、**短期間(1年以内)**でのご解約もしくは契約解除されたお客さまに対し、契約解除料1,100円(税込)(月額 1,100円(税込)以下の料金プランの場合は、料金プラン月額と同額)を請求させていただきます」。1年を越えればかからない書き方です。
表に「記載が見当たらない」が3つ並んでいるのは、そう書かれていたという意味ではありません。SoftBank Air は取得した4ページに契約期間も契約解除料も見当たらず、ドコモ home 5G も契約期間の定めが「無い」とも「◯年」とも書かれていませんでした。書かれていないことと、無いことは同じではありません。 明記があったのはUQ WiMAXのギガ放題プラスSの「契約期間に条件はありません」だけで、それも解除料の額までは書かれていません。
ここで効いてくるのが、前の節の端末代です。契約解除料が0円でも1,100円でも、受け取れずに終わる割引は別に発生します。 24か月目でやめた場合、解除料の差は最大でも1,100円ですが、受け取れずに終わる割引は38,125円から49,500円でした。
月額の幅は重なっている
| 下 | 上 | |
|---|---|---|
| 工事不要(4プラン) | 5,280円 | 5,368円 |
| 光回線 戸建て(8社) | 4,708円 | 5,720円 |
いずれも割引やキャンペーンを乗せる前の月額で、両側とも同じ基準でそろえています。
工事不要の幅は、光回線の幅の中に収まっています。 5,280円はUQ WiMAXのギガ放題プラスS・ギガ放題プラスと home 5G プランの3つが並ぶ額で、SoftBank Air だけが5,368円です。ただし上と下をとれば660円の開きがあります(工事不要の上5,368円と、光回線の下4,708円)。幅が重なることと、どこも同じ額であることは違います。
さらに動く予定があります。SoftBank Air は2026年12月1日から一律+330円の改定を告知していて、改定後は5,698円です(同じ日に SoftBank 光も改定されます。SoftBank光の値上げ+330円、契約中は最短2027年1月)。
割引やキャンペーンも乗ります。UQ WiMAXの「WiMAX +5G割」は13カ月間682円引きで4,598円、SoftBank Air は24ヵ月目まで418円引きのキャンペーンで合計4,950円、25ヵ月目以降は5,368円です。初期費用はUQ WiMAXの登録料3,300円、SoftBank Air とドコモの契約事務手数料4,950円(ドコモはオンラインショップで0円)です。
どちらが安いとは書けません。 使う年数と、端末代・工事費の相殺の進み方と、セット割の有無を同じ条件でそろえないと総額にならないためです。
「無制限」の但し書きは3社ともある
| 回線 | 書かれている言葉 | 期間の記載 | GB数の記載 |
|---|---|---|---|
| UQ WiMAX ギガ放題プラスS | 制限なし(スタンダードモード) | 記載なし | 記載なし |
| SoftBank Air | 本文に「無制限」「制限なし」が見当たらない | 記載なし | 記載なし |
| ドコモ home 5G | データ量 無制限 | 当日を含む直近3日間 | 記載なし |
表の「記載なし」は、制限が無いという意味ではありません。制限はあると書かれていて、その条件の数字が書かれていないという意味です。
ドコモだけが期間を書いています。「当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多いお客さまは、それ以外のお客さまと比べて通信が遅くなることがあります」。何GBからかは書かれていません。
UQ WiMAXは「一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります」で、期間もGB数も書かれていません。別ページに経緯があります。「これまで直近3日間の通信量が合計15GB以上の場合、通信速度を一律に制限しておりましたが、お客さまのご利用状況をふまえ、速度制限条件などを2022年2月1日より変更いたしました」。数字で書かれていた条件が、数字の無い書き方に変わったという記録です。
SoftBank Air は、ページ本文に「無制限」「制限なし」の表記が見当たりませんでした。検索結果に出る説明文のほうに「通信制限なし」とあり、本文には「利用が集中する時間帯は、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります」と書かれています。
上の表は「無制限」「制限なし」の但し書きの話です。 別料金のオプションは書き方が違います。UQ WiMAXの「プラスエリアモード」はオプション1,100円/月で、データ容量が「制限あり(30GB)」、超えると当月末まで送受信最大128kbpsに制限されます。同じプランの中で、モードによって「制限なし」と「制限あり(30GB)」が書き分けられています。 数字が入るのは、制限があると書いている側でした。
比べられないもの
同じ土俵に乗らない項目がありました。並べなかった理由を書いておきます。
開通までの日数は、工事不要側しか取れていません。 SoftBank Air は「店頭の場合、最短当日からご利用いただけます」「お支払い方法の登録完了後、最短で2日程度で機器が配送されます」と書いていて、つながらない場合の連絡は受け取りから8日以内とあります。光回線側の開通日数は、data/watch/hikari-plans.json にも、今回取得したページにもありません。片側しか無い数字で差を言うことはできません。
最大速度が住所で分かれるという項目は、光回線側のデータにありません。 SoftBank Air の住所別のページには機種別の表があり、Airターミナル5/6 の行が下り最大838Mbps、一部エリアで357Mbps、そして「提供エリアで、以下の表に記載のない住所では、下り最大175Mbps/165Mbps/112.5Mbps/110Mbps」と書かれています(2026年3月時点)。同じ端末で4通りに分かれます。光回線側は hikari-plans.json に住所ごとの最大速度の欄そのものが無いので、同じ項目で並べられません(光回線の実効速度が住所で変わらないという意味ではありません)。
設置場所の扱いも違います。 home 5G には「ご登録いただいた設置場所住所以外でのご利用はできません」とあります。UQ WiMAXはホームルーターとモバイルルーターの2タイプがあり、「ホームルーター、モバイルルーターどちらも基本料金は同じです」と書かれています。持ち運べるかどうかは、光回線の側には存在しない項目です。
確かめる順番
工事不要と光回線を見比べるときは、この順で見ると差が出ます。
- 端末代がいくらで、何回に分けて、何か月目まで割り引かれるか。 今回は2社とも2か月目から49か月目までの48回でした
- やめる見込みの月に、割引が何回分残るか。 契約解除料ではなく、こちらのほうが桁が大きくなります
- その残りが「請求される額」なのか「受け取れずに終わる割引」なのか。 分かれ目は端末を一括で買うか分割で買うかと、分割の回数です。今回ドコモは回数を公表していませんでした
- 相殺がキャンペーンか、契約に含まれるものか。 光回線は8社中5社がキャンペーンで、適用されなければ工事費が全額残ります
- 「無制限」「制限なし」の但し書きに、期間とGB数が書かれているか。 今回は期間が1社、GB数は0社でした(別料金のプラスエリアモードには30GBと書かれています)
- 住所で変わる項目があるか。 工事不要側には最大速度と設置場所があります
工事が要らない物件かどうかで選択肢そのものが変わるので、集合住宅の場合は光回線側の条件も合わせて見ることになります(マンションの光回線8社、最安は月3,608円)。
この記事の限界
GMOとくとくBBの条件は1件も取得していません。 gmobb.jp は robots.txt を要求した時点で Cloudflare のチャレンジページが返り、robots.txt 自体を読めませんでした。ブラウザを装って回避することはしない方針なので、1ページも取っていません。この記事に出てくる WiMAX +5G の条件は、すべてUQ WiMAX公式のものです。提供元が変われば月額・契約期間・端末代は変わります。
端末の価格は、名前が社ごとに違います。 SoftBank Air は「現金販売価格(割賦販売価格)95,040円」、home 5G は「『HR02』端末販売価格(一括払い)(支払総額)は73,260円」です。SoftBank Air は実質年率0.0%なので、一括で買っても分割で買っても総額は同じ95,040円です。どちらも一括で買った場合の額として並べられますが、公式が付けている名前は同じではありません。なお home 5G の額は、ページの文章ではなく料金図版の代替テキストに書かれていました。
UQ WiMAXの端末価格は取れていません。 取得した3ページに記載が見当たらず、オンラインショップのホストは名前解決できませんでした。そのため、49か月目という相殺の終わりは SoftBank Air と home 5G の2社で確かめたもので、WiMAX +5G が同じかどうかは分かりません。
端末の分割回数が公表されていた社は1社だけです。 SoftBank Air は12回・24回・36回・48回・60回と書かれていますが、home 5G は書かれていません。そのため「24か月でやめたときに請求される額」は、どちらも確定できていません(SoftBank Air は賦払金の開始月が書かれていないため、home 5G は分割回数が書かれていないため)。表に出したのは割引の進み方です。
光回線側の額は、条件のよいほうに寄せた前提の値です。 前提を外した額は「前提を外すと、光回線側の額は動きます」の節にあります。工事不要の側も月月割・月々サポートが適用される前提なので、どちらも割引ありでそろえています。
SoftBank Air の契約期間と契約解除料は、記載が見当たりませんでした。 無いと確かめたわけではありません。ドコモ home 5G の契約期間も同じです。
解約金・事務手数料・撤去費は入れていません。 光回線側の撤去工事費(auひかり)を含めた総額は光回線をやめるとき、いくら請求されるかにあります。
光回線側は戸建ての値です。 集合住宅では工事費の条件が変わる社があります。auひかりの月額は年で下がりますが、この記事の表は初年度の額です。
取得日時点の記載です。 2026年10月1日に工事不要の3サービスのページを取りました。SoftBank Air のように価格そのものが年の途中で変わる例もあります。
出典:UQ WiMAX(UQコミュニケーションズ)公式の料金プランページ、ソフトバンク公式の SoftBank Air 料金・申し込みの流れ・住所別下り最大通信速度のページ、NTTドコモ公式の home 5G ・解約・ご利用までの流れのページ。いずれも2026年10月1日に実クローラのUAで取得。光回線の側は data/watch/hikari-plans.json(2026年9月2日・9月8日・9月15日・9月21日に取得した分を含む)。