生活費の分岐点

マンションの光回線8社、2年総額の最安は88,704円

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通信・スマホ 公開 2026-09-11 / 更新 2026-09-15 データ取得 2026-09-03

マンションで2年使った総額の最安は 88,704円 BB.excite光。Fon光は戸建て5位からマンションで8位に

漫画でわかる全9コマ

この記事の計算を漫画にしました。コマは横に送って読めます。

説明漫画。Fon光は戸建てで5位なのに、マンションでは8社中8位。ほかの7社だけ、マンションで月額が下がるから
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漫画の中の数字の出典:各社公式の料金ページ(8社)(本文でも同じ数字を使っています)

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この記事の根拠

  • 独自集計 光回線8社のうちFon光のみ集合住宅向けの料金設定が存在せず、戸建てと同額の4,928円である 各社公式の料金ページから戸建て・集合住宅の月額を取得して比較(Fon光は公式サイトに戸建・マンションの区分が無い) / 2026-09-03取得
  • 独自集計 マンションの2年総額はBB.excite光 Classicが88,704円で最安。Fon光は戸建て5位からマンション8位へ3つ下降し、auひかりは8位から5位へ上昇する 月額×24か月+事務手数料+工事費のうち24か月時点で相殺されずに残る分(割引の開始月どおりに数えた額)を計算して順位を算出。工事費の相殺の開始月とキャンペーンの扱いは2026年9月15日に各社公式ページで確認 / 2026-09-15取得

データの取得方法と計算の方針

「マンションだから光回線は安い」と説明されることがあります。8社について、マンションで2年使った総額を計算しました。最安はBB.excite光 Classic の88,704円でした。

「マンションは安い」は7社では成立し、1社では成立しませんでした。その1社は、戸建てで5番目に安いのに、マンションでは最下位になります。

2年総額の最安はBB.excite光

月額に、事務手数料と、工事費のうち24か月時点で相殺されずに残る分を足します。工事費の相殺は、割引の開始月どおりに数えています。「参考:月割り」は、1か月目から均等に相殺が進むとした概算です。

BB.excite光 BB.excite光: 88,704円 88,704円 おてがる光 おてがる光: 89,892円 89,892円 DTI 光 DTI 光: 99,440円 99,440円 ahamo光 ahamo光: 100,412円 100,412円 auひかり マンション auひかり マンション: 105,270円 105,270円 SoftBank 光 SoftBank 光: 117,150円 117,150円 ドコモ光 ドコモ光: 118,892円 118,892円 Fon光 Fon光: 138,072円 138,072円
マンションで2年使ったときの総額(月額×24+事務手数料+工事費のうち相殺されずに残る分。工事費は割引の開始月どおりに数えた額)。最下位のFon光だけ集合住宅の料金設定が無く、戸建てと同額になる。おてがる光・DTI 光・ahamo光・SoftBank 光・ドコモ光は工事費の相殺がキャンペーン・特典で、適用されている前提(おてがる光はいま申し込んで適用されるか確認できていない)。各社公式の料金ページから取得したデータで計算。

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順位 事業者 月額×24 事務手数料 工事費の自己負担 合計 参考:月割り
1 BB.excite光 Classic 88,704円 0円 0円 88,704円 88,704円
2 おてがる光 86,592円 3,300円 0円 89,892円※1 89,892円
3 DTI 光 95,040円 3,300円 1,100円 99,440円 99,396円
4 ahamo光 1ギガ 87,120円 4,950円 8,342円 100,412円※2 98,528円
5 auひかり マンション 100,320円 4,950円 0円 105,270円 105,270円
6 SoftBank 光 1ギガ 100,320円 4,950円 11,880円 117,150円※3 116,000円
7 ドコモ光 1ギガ 105,600円 4,950円 8,342円 118,892円 117,008円
8 Fon光 2ギガ 118,272円 3,300円 16,500円 138,072円 138,072円

※1 工事費実質無料のキャンペーンが適用される前提です(次の節)。 ※2 ahamo光は、ahamoの回線を契約していることが条件です。対応ルーターが別に必要で、その代金は入れていません。 ※3 SoftBank 光は、工事費の割引を7か月目から24回として数えています。公式の料金ページの書き方どおり8か月目開始と読むと119,130円で、ドコモ光(118,892円)より高くなり、6位と7位が入れ替わります。

最安のBB.excite光と最下位のFon光で、2年で49,368円の差がつきます。

1位のBB.excite光と2位のおてがる光の差は1,188円で、月あたり約50円です。ただしおてがる光の額はキャンペーンの前提つきで、BB.excite光には工事費も事務手数料もありません。BB.excite光 Classic は IPv4 PPPoE の接続で、混雑する時間帯に速度が落ちやすい方式です。夜に動画やオンラインゲームを使うなら、安さだけで決めずに確かめてください。

DTI 光の工事費の自己負担が1,100円なのは、割引が開通月の翌月から24回で、25か月目に相殺が終わるためです。

この順位は2年時点のものです。1か月刻みで84か月まで伸ばすと、セット割が無ければマンションでも38か月目にBB.excite光からおてがる光へ入れ替わり、ドコモ光セット割が1回線ぶんあれば25か月目からドコモ光が最安(27か月目だけBB.excite光に戻る)でした(光回線の最安交代、ドコモ光セット割ありは37・なしは38か月目)。

工事費の割引はキャンペーン

表の「工事費の自己負担」が小さい社の多くは、工事費の相殺そのものがキャンペーン・特典です。

事業者 工事費の相殺の扱い 期間の記載
おてがる光 キャンペーン(工事費実質無料) 料金ページは記載なし、トップページは「2024年5月30日まで」
DTI 光 特典(工事費相当額割引) 記載なし(予告なく終了する場合があると記載)
ahamo光・ドコモ光 特典(新規工事料実質0円特典・dポイント進呈) 開始日だけ
SoftBank 光 キャンペーン(回線工事費割引) 開始日だけ
auひかり マンション 割引(初期費用相当額割引) 期限なしと明記
Fon光 料金表の注記 キャンペーンとは書かれていない
BB.excite光 工事費なし —

おてがる光は、トップページの題名が「実施中」なのに、同じページに「キャンペーン期間:2024年5月30日まで」と表示されていて、いま申し込んで適用されるかを確認できていません(2026年9月15日取得)。SoftBank 光は、他社のネット回線から乗り換える場合、課金開始月を1か月目として6か月目の末日までに他社の解約を確認できる証明書を出すことなどが条件です。

キャンペーン・特典が適用されない場合(工事費を全額払う場合)の2年総額です。

順位 事業者 キャンペーンなし キャンペーンあり(上の表)
1 BB.excite光 Classic 88,704円 88,704円
2 auひかり マンション 105,270円 105,270円
3 おてがる光 111,892円 89,892円
4 ahamo光 1ギガ 120,670円 100,412円
5 DTI 光 124,740円 99,440円
6 Fon光 2ギガ 138,072円 138,072円
7 ドコモ光 1ギガ 139,150円 118,892円
8 SoftBank 光 1ギガ 152,790円 117,150円

5社とも適用されなければ、おてがる光は3位です。おてがる光だけ適用されず、ほかの社は適用される場合は、111,892円でDTI 光・ahamo光・auひかりより高くなり、5位です。どちらの場合も、1位のBB.excite光は変わりません。

月額の差は0円から1,540円まで開く

各社公式の料金ページから、戸建てと集合住宅の月額を取りました。

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事業者 戸建て マンション 差 差率
ドコモ光 1ギガ 5,720円 4,400円 1,320円 23.1%
SoftBank 光 1ギガ 5,720円 4,180円 1,540円 26.9%
auひかり ホーム1ギガ 5,610円 4,180円 1,430円 25.5%
ahamo光 1ギガ 4,950円 3,630円 1,320円 26.7%
おてがる光 4,708円 3,608円 1,100円 23.4%
BB.excite光 Classic 4,796円 3,696円 1,100円 22.9%
DTI 光 5,280円 3,960円 1,320円 25.0%
Fon光 2ギガ 4,928円 4,928円 0円 0.0%

Fon光だけ、公式サイトに戸建てと集合住宅の区分がありません。 建物の種類にかかわらず同じ料金です。

10ギガのプランでは、ドコモ光・ahamo光・SoftBank 光の3社とも戸建てとマンションが同じ額でした(10ギガ光にすると戸建て+660円、マンション+1,980円〜)。

割引がある7社の中でも、差は1,100円から1,540円まで開きます。同じ「マンション割引」でも、事業者によって年間で5,280円ちがいます。

月額だけならおてがる光の3,608円がいちばん安いのですが、事務手数料3,300円を足すと、2年総額ではBB.excite光のほうが安くなります。

戸建てとマンションで順位はこう動く

同じ計算を戸建てでも行って、2年総額の順位を並べました(キャンペーンが適用される前提)。

事業者 戸建て マンション 変化
BB.excite光 Classic 1位 1位 —
おてがる光 2位 2位 —
DTI 光 3位 3位 —
ahamo光 1ギガ 4位 4位 —
Fon光 2ギガ 5位 8位 3つ下降
ドコモ光 1ギガ 6位 7位 1つ下降
SoftBank 光 1ギガ 7位 6位 1つ上昇
auひかり(ホーム/マンション) 8位 5位 3つ上昇

上位4社は動きません。 動くのは5位以下です。

Fon光が3つ下がるのは、他社がマンションで1,100〜1,540円下げるのに対し、Fon光だけ下げないためです。戸建ての料金表だけを見て決めると、マンションでは最も高い選択になります。

auひかりは3つ上がります。 月額の差(1,430円)に加えて、工事費の条件が戸建てと違うためです。戸建て(ホーム)は48,950円を開通月の翌月から35回で相殺します(ひかり電話なしなら相殺は22,000円)が、マンションは公式の「初期費用相当額割引(auひかり マンション)」で33,000円を開通月の翌月から23回割り引きます。24か月目に相殺が終わるので、2年総額に工事費が残りません。

SoftBank 光は割引額が最大(1,540円)ですが、工事費が残るので1つ上がって6位です。ドコモ光はauひかりに抜かれて1つ下がります。※3のとおり、SoftBank 光の割引を8か月目開始と読むと、この2社の順位は入れ替わります。

契約前に確認する順序

料金表を比べる前に、確認すべきことがあります。

  1. 建物に何が導入済みか。管理会社か大家に聞きます。ここで選べる事業者が決まります
  2. その事業者に集合住宅向けの料金があるか。Fon光のように無い場合があります
  3. 配線方式。同じ「マンションタイプ」でも光配線とVDSLで実効速度が違います。料金は同じでも速度は同じではありません
  4. 工事費の割引がキャンペーンか、いつまでか。適用されなければ工事費を全額払います
  5. 工事費の相殺が何か月かかるか。途中で解約すると残債になります(光回線の解約金はいくら?8社の解約コスト総額)

1を飛ばして料金だけ調べると、最後に「その事業者は入れない」となることがあります。

自分の条件(建物の種類・使う年数・スマホのキャリア)で計算したい場合は、光回線の総額シミュレータを用意しています。

月額にWi-Fi代を足すと、順位はさらに動きます(光回線の月額にWi-Fi代を足すと最安が入れ替わる)。スマホとのセット割を入れた場合はauひかりの光セット割、スマホ1回線なら実質330円で、戸建てで回線数ごとに計算しています。

この記事の限界

工事費の自己負担は、割引の開始月どおりに数えた額です。 1か月目から均等に相殺が進むとした月割りの概算は、表の右端に参考として並べました。ahamo光・ドコモ光は1,884円、SoftBank 光は1,150円、月割りより多くなります。

マンションの工事費は、ドコモ光・ahamo光・auひかりだけ公式で確かめました。 ほかの4社(SoftBank 光・おてがる光・DTI 光・Fon光)は、データ上マンションの工事費を戸建てと同額と置いています(BB.excite光は工事費がかからないと公式に明記)。建物によって工事費が違う場合は、2年総額も変わります。

auひかりのマンションは「マンション タイプV」の料金です。 月額4,180円は16契約以上対応のマンションの額で、8契約以上対応のマンションは4,510円(2年総額113,190円)です。工事費の割引は開通月の翌月から23回で、24か月目に相殺が終わるので、2年総額は変わりません。

2026年9月15日に、計算を直しました。 auひかりのマンションは、それまで戸建て(ホーム)の工事費48,950円・35か月を使っていて、2年総額を120,654円(7位)としていました。また工事費の自己負担を月割りの概算から開始月どおりの額に変え、DTI 光の割引を開通月の翌月からに直し、キャンペーンが適用されない場合を加えました。以前「キャンペーンによる一時的な割引は入れていない」と書いていましたが、工事費の相殺はキャンペーン・特典の社が多く、表はキャンペーンが適用される前提でした。

Fon光だけ2ギガで、他は1ギガです。 同じ条件の比較ではありません。速度が2倍の商品なので、同額であること自体は不合理ではありません。「マンションで割高になる」という事実と、「損な商品である」という評価は別です。

SoftBank 光は2026年12月1日に月額+330円の改定が予定されています。 上の総額はこの改定を含んでいません。契約中の人に適用されるのは契約期間満了月の翌月からで、上がり始める月は契約者ごとにずれます(SoftBank光の値上げ+330円、契約中は最短2027年1月)。

建物によって契約できる事業者が違います。 この記事は8社すべてが契約可能な場合の比較です。実際には選択肢がもっと少ないのが普通です。工事そのものができない場合に残るのは工事不要の回線ですが、そちらは工事費のかわりに端末代が残り、相殺の終わりが49か月目まで延びます(工事不要の端末代の割引は49か月目、光の工事費は最長36か月目)。

配線方式による速度差は料金に表れません。 同じマンションタイプでも、光配線方式とVDSL方式では実効速度が大きく違います。料金表からは判別できず、建物ごとに確認が必要です。

オプション料金とセット割は含めていません。 ルーターのレンタル代などを含めた実際の月額は別の記事で扱っています。

情報は記載の取得日時点のものです。料金は改定されます。


出典:各社公式の料金ページ(ドコモ光・ahamo光・SoftBank 光・auひかり・おてがる光・BB.excite光・Fon光・DTI 光)から戸建・集合住宅の月額、事務手数料、工事費、工事費相殺の条件とキャンペーンの期間を取得して計算。

よくある質問

マンションの光回線は戸建てより安いですか?

多くは安くなりますが、全社ではありません。 調べた8社のうち7社は集合住宅向けの料金が別に設定されており、月額で1,100円〜1,540円安くなります。ただし**Fon光だけは戸建てとマンションで料金が分かれておらず、同額(4,928円)**です。契約前に、その事業者に集合住宅向けの料金があるかを確認してください。

マンションで一番安い光回線はどこですか?

2年総額(月額×24+事務手数料+工事費のうち相殺されずに残る分)で計算すると、BB.excite光 Classic が88,704円で最安でした。次がおてがる光の89,892円で、差は1,188円です。ただしおてがる光の額は、工事費実質無料のキャンペーンが適用される前提です。公式トップページに「キャンペーン期間:2024年5月30日まで」の表示が残っていて、いまも適用されるかは確認できていません。適用されなければ111,892円になります。BB.excite光は IPv4 PPPoE の接続なので、夜間の速度も確かめてください。

戸建てとマンションで、事業者の順位は変わりますか?

変わります。2年総額で比べると、Fon光が戸建て5位からマンション8位(最下位)へ3つ下降します。集合住宅の割引が無いためです。逆にauひかりは8位から5位へ、SoftBank 光は7位から6位へ上がり、ドコモ光は6位から7位へ下がります。auひかりはマンションの工事費(33,000円)の割引が開通月の翌月から23回で、24か月目に相殺し終わるため、2年総額に工事費が残りません。

マンションなら好きな事業者を選べますか?

選べないことがあります。 集合住宅では建物にどの設備が導入済みかで契約できる事業者が決まります。料金表の比較は「その事業者が契約できる場合」の話です。実際にはまず管理会社か大家に導入済みの設備を確認し、そのうえで料金を比べる順序になります。この記事の数字は契約可能な場合の比較です。