生活費の分岐点

マンションの光回線8社、最安は月3,608円

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通信・スマホ 公開 2026-09-11 データ取得 2026-09-03

戸建てで5位の事業者が 8 マンションでは最下位。集合住宅の料金設定が無いため

この記事の根拠

  • 独自集計 光回線8社のうちFon光のみ集合住宅向けの料金設定が存在せず、戸建てと同額の4,928円である 各社公式の料金ページから戸建て・集合住宅の月額を取得して比較(Fon光は公式サイトに戸建・マンションの区分が無い) / 2026-09-03取得
  • 独自集計 2年総額で並べるとFon光は戸建て5位からマンション8位へ3つ下降し、SoftBank 光は7位から5位へ上昇する 月額×24か月+事務手数料+工事費のうち24か月時点で相殺されずに残る分を計算して順位を算出 / 2026-09-03取得

データの取得方法と計算の方針

「マンションだから光回線は安い」と説明されることがあります。8社を計算したところ、7社では成立し、1社では成立しませんでした。

そしてその1社は、戸建てで5番目に安いのに、マンションでは最下位になります。

月額の差は0円から1,540円まで開く

各社公式の料金ページから、戸建てと集合住宅の月額を取りました。

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事業者 戸建て マンション 差率
ドコモ光 1ギガ 5,720円 4,400円 1,320円 23.1%
SoftBank 光 1ギガ 5,720円 4,180円 1,540円 26.9%
auひかり ホーム1ギガ 5,610円 4,180円 1,430円 25.5%
ahamo光 1ギガ 4,950円 3,630円 1,320円 26.7%
おてがる光 4,708円 3,608円 1,100円 23.4%
BB.excite光 Classic 4,796円 3,696円 1,100円 22.9%
DTI 光 5,280円 3,960円 1,320円 25.0%
Fon光 2ギガ 4,928円 4,928円 0円 0.0%

Fon光だけ、公式サイトに戸建てと集合住宅の区分がありません。 建物の種類にかかわらず同じ料金です。

割引がある7社の中でも、差は1,100円から1,540円まで開きます。同じ「マンション割引」でも、事業者によって年間で5,280円ちがいます。

2年総額で並べると順位が入れ替わる

月額だけでは判断できません。事務手数料と、工事費のうち相殺されずに残る分を足します。

BB.excite光 BB.excite光: 88,704円 88,704円 おてがる光 おてがる光: 89,892円 89,892円 DTI 光 DTI 光: 98,340円 98,340円 ahamo光 ahamo光: 98,528円 98,528円 SoftBank 光 SoftBank 光: 116,000円 116,000円 ドコモ光 ドコモ光: 117,008円 117,008円 auひかり ホーム auひかり ホーム: 120,654円 120,654円 Fon光 Fon光: 138,072円 138,072円
マンションで2年使ったときの総額(月額×24+事務手数料+工事費のうち相殺されずに残る分)。最右のFon光だけ集合住宅の料金設定が無く、戸建てと同額のため最下位になる。各社公式の料金ページから取得したデータで計算。

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順位 事業者 月額×24 事務手数料 工事費の自己負担 合計
1 BB.excite光 Classic 88,704円 0円 0円 88,704円
2 おてがる光 86,592円 3,300円 0円 89,892円
3 DTI 光 95,040円 3,300円 0円 98,340円
4 ahamo光 1ギガ 87,120円 4,950円 6,458円 98,528円
5 SoftBank 光 1ギガ 100,320円 4,950円 10,730円 116,000円
6 ドコモ光 1ギガ 105,600円 4,950円 6,458円 117,008円
7 auひかり ホーム1ギガ 100,320円 4,950円 15,384円 120,654円
8 Fon光 2ギガ 118,272円 3,300円 16,500円 138,072円

最安のBB.excite光と最下位のFon光で、2年で49,368円の差がつきます。

なお1位のBB.excite光と2位のおてがる光の差は1,188円です。2年でこの額なので、月あたり約50円。この2社は実質同額と考えて構いません。

戸建てとマンションで順位はこう動く

同じ計算を戸建てでも行って、順位を並べました。

事業者 戸建て マンション 変化
BB.excite光 Classic 1位 1位
おてがる光 2位 2位
DTI 光 3位 3位
ahamo光 1ギガ 4位 4位
Fon光 2ギガ 5位 8位 3つ下降
ドコモ光 1ギガ 6位 6位
SoftBank 光 1ギガ 7位 5位 2つ上昇
auひかり ホーム1ギガ 8位 7位 1つ上昇

上位4社は動きません。 動くのは5位以下です。

Fon光が3つ下がるのは、他社がマンションで1,100〜1,540円下げるのに対し、Fon光だけ下げないためです。戸建ての料金表だけを見て決めると、マンションでは最も高い選択になります。

逆にSoftBank 光は割引額が最大(1,540円)なので、2つ上がります。ただし上がっても5位です。

契約前に確認する順序

料金表を比べる前に、確認すべきことがあります。

  1. 建物に何が導入済みか。管理会社か大家に聞きます。ここで選べる事業者が決まります
  2. その事業者に集合住宅向けの料金があるか。Fon光のように無い場合があります
  3. 配線方式。同じ「マンションタイプ」でも光配線とVDSLで実効速度が違います。料金は同じでも速度は同じではありません
  4. 工事費の相殺が何か月かかるか。途中で解約すると残債になります

1を飛ばして料金だけ調べると、最後に「その事業者は入れない」となることがあります。

自分の条件(建物の種類・使う年数・スマホのキャリア)で計算したい場合は、光回線の総額シミュレータを用意しています。

この記事の限界

工事費の自己負担は概算です。 分割回数と割引の開始月が公表されていない事業者があるため、「工事費 ×(1 − 24 ÷ 相殺完了月数)」で計算しています。実際の請求とは数百円単位でずれることがあります。

Fon光だけ2ギガで、他は1ギガです。 同じ条件の比較ではありません。速度が2倍の商品なので、同額であること自体は不合理ではありません。「マンションで割高になる」という事実と、「損な商品である」という評価は別です。

建物によって契約できる事業者が違います。 この記事は8社すべてが契約可能な場合の比較です。実際には選択肢がもっと少ないのが普通です。

配線方式による速度差は料金に表れません。 同じマンションタイプでも、光配線方式とVDSL方式では実効速度が大きく違います。料金表からは判別できず、建物ごとに確認が必要です。

オプション料金は含めていません。 ルーターのレンタル代などを含めた実際の月額は別の記事で扱っています。

キャンペーンによる一時的な割引は入れていません。 定常の料金表だけで計算しています。

情報は記載の取得日時点のものです。料金は改定されます。


出典:各社公式の料金ページ(ドコモ光・ahamo光・SoftBank 光・auひかり・おてがる光・BB.excite光・Fon光・DTI 光)から戸建・集合住宅の月額、事務手数料、工事費、工事費相殺の条件を取得して計算。

よくある質問

マンションの光回線は戸建てより安いですか?

多くは安くなりますが、全社ではありません。 調べた8社のうち7社は集合住宅向けの料金が別に設定されており、月額で1,100円〜1,540円安くなります。ただし**Fon光だけは戸建てとマンションで料金が分かれておらず、同額(4,928円)**です。契約前に、その事業者に集合住宅向けの料金があるかを確認してください。

マンションで一番安い光回線はどこですか?

2年総額(月額×24+事務手数料+工事費のうち相殺されずに残る分)で計算すると、BB.excite光 Classic が88,704円で最安でした。次がおてがる光の89,892円で、差は1,188円です。2年で1,188円なので、月あたり約50円の差にすぎません。この2社はほぼ同額と考えてよい水準です。

戸建てとマンションで、事業者の順位は変わりますか?

変わります。2年総額で比べると、Fon光が戸建て5位からマンション8位(最下位)へ3つ下降します。集合住宅の割引が無いためです。逆にSoftBank 光は7位から5位へ、auひかりは8位から7位へ上がります。割引額が大きい事業者ほどマンションで順位を上げます。

マンションなら好きな事業者を選べますか?

選べないことがあります。 集合住宅では建物にどの設備が導入済みかで契約できる事業者が決まります。料金表の比較は「その事業者が契約できる場合」の話です。実際にはまず管理会社か大家に導入済みの設備を確認し、そのうえで料金を比べる順序になります。この記事の数字は契約可能な場合の比較です。