生活費の分岐点

自賠責の保険料は契約期間で変わる。原付は2.6倍

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車・バイクの維持費 公開 2026-10-07 データ取得 2026-09-06

原付を12か月ごとに契約すると 2.6倍 60か月で契約した場合の1年あたりと比べて

この記事の根拠

  • 独自集計 原動機付自転車(125cc以下)の自賠責保険料は12か月6,910円、60か月13,310円で、1年あたりに直すと6,910円と2,662円になる 国土交通省「自賠責保険・共済に加入するには」に掲載された主な車種・期間の保険料(令和6年4月以降始期の契約、離島以外の地域・沖縄県を除く) / 2026-09-06取得
  • 独自集計 自家用自動車は国土交通省の表では36か月が最長で、1年あたり7,897円と12か月ごとの11,500円の倍率は1.46倍にとどまる 同上の表から、各期間の保険料を月数で割って年額に換算 / 2026-09-06取得
  • 独自集計 1年あたりの倍率はバイクのほうが大きく、特定小型原動機付自転車で2.76倍と最大になる 同上。表に載せた6車種について、最長期間と12か月契約の年額を比較 / 2026-09-06取得

データの取得方法と計算の方針

自賠責保険は、車やバイクに加入が義務づけられている保険で、人への賠償だけを対象にしています。保険料は車種ごとに国が一律で決めています。 年齢でも事故歴でも変わりません。

同じ車種・同じ地域なら、変わるのは何か月ぶんまとめて契約するかだけです(離島と沖縄県は別の料額です)。そして、1年あたりの倍率はバイクで大きくなります。

車種別・期間別の保険料

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車種 60か月 48か月 36か月 24か月 12か月
自家用自動車 ー ー 23,690円 17,650円 11,500円
軽自動車 ー ー 23,520円 17,540円 11,440円
小型二輪自動車(250cc超) ー ー 10,490円 8,760円 7,010円
軽二輪(125cc超〜250cc以下) 14,200円 12,470円 10,710円 8,920円 7,100円
原動機付自転車(125cc以下) 13,310円 11,760円 10,170円 8,560円 6,910円
特定小型原動機付自転車 12,040円 10,730円 9,400円 8,040円 6,650円

令和6年4月以降始期の契約で、離島以外の地域(沖縄県を除く)に適用される額です。

国土交通省の表では、車と軽自動車、250cc超のバイクは36か月までです。60か月まで載っているのは、250cc以下のバイクと特定小型原動機付自転車です。

契約期間で1年あたりがどれだけ変わるか

表の6車種について、国土交通省の表でいちばん長い期間で契約した場合と、12か月ごとに入り直した場合を比べます。図は1年あたりの差(円)、その下の表は1年あたりの額と倍率です。

自家用自動車 自家用自動車: 3,603円 3,603円 軽自動車 軽自動車: 3,600円 3,600円 小型二輪自動車 小型二輪自動車: 3,513円 3,513円 軽二輪 軽二輪: 4,260円 4,260円 原動機付自転車 原動機付自転車: 4,248円 4,248円 特定小型原動機付自転車 特定小型原動機付自転車: 4,242円 4,242円
自賠責保険料を1年あたりに直したときの、「国土交通省の表でいちばん長い期間で契約した場合」と「12か月ごとに契約した場合」の差(円/年)。差額がいちばん大きいのは軽二輪の4,260円(色のついた棒)。原動機付自転車は60か月契約なら年2,662円、12か月ごとだと年6,910円で2.6倍。国土交通省の公表料額から算出。

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車種 最長で契約 12か月ごと 差 倍率
自家用自動車 7,897円(36か月) 11,500円 3,603円 1.46倍
軽自動車 7,840円(36か月) 11,440円 3,600円 1.46倍
小型二輪自動車(250cc超) 3,497円(36か月) 7,010円 3,513円 2.00倍
軽二輪(125cc超〜250cc以下) 2,840円(60か月) 7,100円 4,260円 2.50倍
原動機付自転車(125cc以下) 2,662円(60か月) 6,910円 4,248円 2.60倍
特定小型原動機付自転車 2,408円(60か月) 6,650円 4,242円 2.76倍

原付を12か月ごとに入り直すと、60か月でまとめた場合の2.6倍になります。いまの料額が5年続いたとして計算すると、6,910円×5=34,550円に対して13,310円で、21,240円の差です。

車・軽自動車・250cc超の小型二輪は車検に合わせて期間が決まるので、この3つの差と倍率は実際には選べない比較です(後の節で説明します)。

倍率がいちばん大きいのは特定小型原動機付自転車の2.76倍でした。1年あたりの差額(円)で見ると、いちばん大きいのは軽二輪の4,260円です。倍率で見るか差額で見るかで、順番が入れ替わります。

なぜバイクのほうが倍率が大きいのか

1年あたりの倍率は、表の最長の年数 × (12か月の額 ÷ 最長の総額) のかけ算で決まります。12か月の額を「最長の総額÷年数」で割ると、この形になります。原付なら、5年 × 51.9% で2.60倍です。つまり倍率を決めているのは、表の最長の年数と、12か月の額が、まとめて契約した総額に占める割合の2つです。

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車種 表の最長の年数 12か月の額 最長の総額 割合(最長の総額に対して) 倍率
自家用自動車 3年 11,500円 23,690円(36か月) 48.5% 1.46倍
軽自動車 3年 11,440円 23,520円(36か月) 48.6% 1.46倍
小型二輪自動車(250cc超) 3年 7,010円 10,490円(36か月) 66.8% 2.00倍
軽二輪(125cc超〜250cc以下) 5年 7,100円 14,200円(60か月) 50.0% 2.50倍
原動機付自転車(125cc以下) 5年 6,910円 13,310円(60か月) 51.9% 2.60倍
特定小型原動機付自転車 5年 6,650円 12,040円(60か月) 55.2% 2.76倍

**この割合が大きいほど、12か月ごとが割高になり、まとめたときに1年あたりが大きく下がります。**ただし割合は、何年ぶんの総額に対する割合かで変わるので、年数をそろえないと比べられません。上の表の原付51.9%(5年ぶん)と車48.5%(3年ぶん)は、そのままでは並べられません。

1つ目の理由:同じ3年でそろえると、バイクのほうが割合が大きい。 全車種を36か月でそろえて計算し直しました。

車種 36か月の総額 割合(36か月) 倍率(36か月)
自家用自動車 23,690円 48.5% 1.46倍
軽自動車 23,520円 48.6% 1.46倍
小型二輪自動車(250cc超) 10,490円 66.8% 2.00倍
軽二輪(125cc超〜250cc以下) 10,710円 66.3% 1.99倍
原動機付自転車(125cc以下) 10,170円 67.9% 2.04倍
特定小型原動機付自転車 9,400円 70.7% 2.12倍

車は48.5〜48.6%、バイクは66.3〜70.7%です。同じ3年でも、バイクは1.99〜2.12倍、車は1.46倍になります。250cc超の小型二輪が、表の最長が車と同じ36か月なのに2.00倍になるのは、このためです。割合がなぜ車種でこれだけ違うのかは、国土交通省の表からは分かりません。

2つ目の理由:250cc以下のバイクと特定小型は、表に60か月まである。 原付は36か月でそろえると2.04倍で、60か月まで延ばすと2.60倍になります。

原付の2.60倍と車の1.46倍の開きを2つに分けると、36か月でそろえたときの差(割合の分)が約1.40倍、36か月から60か月に延ばしたときの伸び(年数の分)が約1.27倍です(どちらも丸める前の値で計算)。この2つをかけ合わせたものが、原付と車の倍率の開きです。割合の分のほうが、年数の分より少し大きく効いています。

車は車検に合わせるので選べない

車と250cc超のバイクは車検があります。 自賠責は車検の有効期間をカバーしている必要があるため、実際には期間を自由には選べません。

自家用自動車
  新車           車検3年 → 自賠責36か月
  2回目以降      車検2年 → 自賠責24か月

実際の車検では有効期間の切れ目をまたぐため37か月・25か月で入ることがありますが、その期間の保険料は取得していないため、ここでは国土交通省の表にある36か月・24か月で見ています。

選べるのは車検のない車両です。 250cc以下のバイク(軽二輪・原付)と特定小型原動機付自転車には車検がないため、表にある12か月〜60か月の期間から自分で選べます。ここが差の出る場所です。

比べる相手がいない支出

自賠責は保険会社を選んでも額が変わりません。国が一律で決めているためです。見積もりを取っても、相見積もりを比べても、同じ数字が出てきます。

つまり、動かせるところは契約期間しかありません。原付なら、そこが2.6倍です。

車検のない250cc以下のバイクでは、60か月でまとめた場合と12か月ごとに入り直した場合で、1年あたりが軽二輪4,260円・原付4,248円・特定小型4,242円ちがいます。ただしこれは1年あたりに割った額で、契約時に払う額は原付なら6,910円から13,310円に増えます。

この記事の限界

離島と沖縄県は別の料額です。 ここに載せたのは、離島以外の地域(沖縄県を除く)に適用される額です。

令和6年4月以降始期の契約に適用される額です。 料率は改定されることがあります。契約時の額は保険会社で確認してください。

任意保険は含みません。 自賠責は対人賠償だけを対象とした強制保険です。対物や自分の車両の損害はカバーされません。任意保険の保険料は各社で違い、年齢や等級でも変わるため、ここでは扱っていません。

途中で手放した場合の返還額は計算していません。 返還の条件や計算方法は、ここで扱っているデータには含まれていません。契約している保険会社に確認してください。


出典:国土交通省「自賠責保険・共済に加入するには」に掲載された主な車種・期間の保険料(共済掛金)。取得日 2026年9月6日。https://www.mlit.go.jp/jidosha/jibaiseki/about/policyholder/index.html

よくある質問

自賠責の保険料は人によって変わりますか?

変わりません。 車種ごとに国が一律で定めていて、年齢や事故歴では変わりません。任意保険とはここが違います。額が変わるのは契約する期間によってで、地域については離島と沖縄県に別の料額が定められています。

原付の自賠責はいくらですか?

125cc以下の原動機付自転車は、12か月で6,910円、60か月で13,310円です(令和6年4月以降始期・離島以外・沖縄県を除く)。60か月を1年あたりに直すと2,662円で、12か月ごとに入り直す場合(年6,910円)はその2.6倍です。

車の自賠責は24か月と36か月のどちらが得ですか?

1年あたりでは36か月です。 自家用自動車は24か月で17,650円(年8,825円)、36か月で23,690円(年7,897円)です。差は年928円です。ただし自賠責は車検の有効期間をカバーする必要があるため、期間は車検に合わせて決まります。実際の車検では有効期間の切れ目をまたぐため37か月・25か月で入ることがありますが、その期間の保険料は取得していないため、ここでは国土交通省の表にある36か月・24か月で計算しています。

長く契約して途中で手放したらどうなりますか?

返還される場合があります。 ただし条件や計算方法はここで扱っているデータには含まれていません。契約している保険会社に確認してください。