生活費の分岐点

光回線を2年で乗り換える費用は最大90,703円。56通りで計算

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通信・スマホ 公開 2026-09-21 データ取得 2026-09-15

2年で乗り換えたときの費用は最大 90,703 8社56通り(auひかりはひかり電話なし)。平均は28,868円

この記事の根拠

  • 独自集計 2年で乗り換える費用は8社56通りの組み合わせで0円から90,703円まで開き、平均は28,868円である(auひかりはひかり電話なし、工事費は割引の開始月どおりに数えた額) 各社公式の提供条件から、解約金・工事費の分割と割引の開始月・撤去費・事務手数料を取得し、全組み合わせで計算 / 2026-09-15取得
  • 独自集計 出ていく側だけで最も高い事業者は70,903円で、うち31,680円は撤去費である 同上。auひかりをひかり電話なしで契約し24か月で解約した場合の解約金4,730円・工事費の残り34,493円・撤去費31,680円の合計 / 2026-09-15取得
  • 独自集計 工事費の相殺完了までが25〜36か月の事業者があり、2年では終わらない 各社の工事費の分割回数と割引の開始月 / 2026-09-15取得

データの取得方法と計算の方針

光回線の乗り換えを調べると「解約金がいくら」という話が出てきます。それだけでは終わりません。

かかるのは5つです。

出る側   解約金
        工事費の残り(分割の相殺が終わっていない分)
        撤去費
入る側   事務手数料 + 工事費の残り
説明漫画。2年で乗り換える費用は、56通りでいちばん高くて90,703円。出る側70,903円+入る側19,800円=90,703円
数字の出典:各社公式の解約金・工事費の条件

この記事で数える「乗り換え費用」

1回の乗り換え費用を、次の合計で数えています。

  • 出る側:解約金+工事費のうち割引で打ち消されなかった分+撤去費(24か月で解約)
  • 入る側:事務手数料+工事費のうち、24か月でまたやめたときに割引で打ち消されていない分

入る側の工事費の残りを入れているのは、2年でまた乗り換える前提だからです。使い続ければ相殺されて0円になります(auひかりのひかり電話なしは、電話分の割引26,950円が付かないので残ります)が、その場合は次の乗り換えをしていません。

入る側を2年後にやめるときの解約金・撤去費は、この額に入れていません(それは次の乗り換えの「出る側」で数えます)。一方で入る側の工事費の残りは、次の乗り換えの「出る側」にも同じ額が出てきます。2回ぶんの乗り換え費用を足すと、工事費の残りを二重に数えることになるので、1回ずつの目安として見てください。

auひかりはひかり電話を契約しない前提です。auのスマホでセット割(auスマートバリュー)を使う場合はひかり電話が条件になるので、その場合の額も並べました。

出る側だけで70,903円かかる事業者がある

おてがる光 おてがる光: 0円 0円 BB.excite光 BB.excite光: 0円 0円 DTI 光 DTI 光: 1,100円 1,100円 ドコモ光 ドコモ光: 8,342円 8,342円 ahamo光 ahamo光: 8,342円 8,342円 SoftBank 光 SoftBank 光: 11,880円 11,880円 Fon光 Fon光: 20,020円 20,020円 auひかり auひかり: 70,903円 70,903円
契約から24か月で解約したときに、出ていく側でかかる額(工事費の残りは分割で払った分を含む自己負担。戸建て。24か月ちょうどは2年契約の社の更新期間として解約金0円、3年契約の社は解約金あり)。解約金・工事費の残債(割引の開始月どおりに数えた額)・撤去費の合計。撤去費は撤去を希望した前提。1社だけ突出しているのは撤去費が別に要るためと、ひかり電話なしでは電話分26,950円の割引が付かないため。auひかりの棒はひかり電話なしの場合(70,903円)。ひかり電話も契約していれば53,193円。おてがる光・ドコモ光・ahamo光・SoftBank 光・DTI 光は工事費の相殺がキャンペーン・特典で、適用されている前提(おてがる光はいま申し込んで適用されるか確認できていない)。入る側の事務手数料と工事費の残り(2年でまた乗り換える前提)も足すと、56通りの組み合わせで0円から90,703円まで開く(auひかりをひかり電話なしとした場合。電話ありなら最高72,993円)。各社公式の提供条件から算出。

契約から24か月で解約した場合です(戸建て)。24か月ちょうどを2年契約の満了(更新期間)として計算しています。工事費の残りは、各社の割引の開始月どおりに数えています。

横にスクロールできます

事業者 解約金 工事費の残り 撤去費 合計
おてがる光※ 0円 0円 0円 0円
BB.excite光 0円 0円 0円 0円
DTI 光※ 0円 1,100円 0円 1,100円
ドコモ光※ 0円 8,342円 0円 8,342円
ahamo光※ 0円 8,342円 0円 8,342円
SoftBank 光※ 0円 11,880円 0円 11,880円
Fon光 3,520円 16,500円 0円 20,020円
auひかり(ひかり電話なし) 4,730円 34,493円 31,680円 70,903円

※工事費の相殺がキャンペーン・特典の社。適用されている前提です(下の「キャンペーンが前提の社」を参照)。

auひかりをひかり電話ありで契約している場合は、工事費の残りが16,783円、合計53,193円です(電話代770円/月は別)。グラフのauひかりの棒は、ひかり電話なしの額(70,903円)で描いています。

auひかりだけ突出しているのは、撤去費31,680円と、ひかり電話なしでは工事費の電話分26,950円の割引が付かないためです。他の7社は、取得した料金データに撤去費の記録がありません(撤去費が無いと確かめたわけではありません)。

24か月ちょうどを契約期間の満了とみなすと、2年契約の事業者は解約金が0円になります。それでも工事費の残りは残ります。 2年契約の3社(ドコモ光・ahamo光・SoftBank 光)は、相殺の完了が30〜31か月目に設定されているためで、この点は光回線の工事費残債、更新月の解約でも残る3社で書きました。

割引の開始は、ドコモ光・ahamo光が8か月目から、SoftBank 光が公式のキャンペーンページの表記で「課金開始7か月目から」、auひかり・DTI 光が開通月の翌月(2か月目)からです。SoftBank 光は料金ページが「31ヵ月目までご利用の場合」と書いていて、8か月目開始と読むこともできます。その読みなら24か月時点の残りは13,860円です。

キャンペーンが前提の社

工事費の相殺が、料金ではなくキャンペーン・特典として書かれている社が5社あります(2026年9月15日取得)。

事業者 公式の期間の書き方
ドコモ光・ahamo光 開始日だけ(2025年4月1日から。終了日の記載なし)
SoftBank 光 開始日だけ(2026年6月1日から。終了日の記載なし)
DTI 光 期間の記載なし(「予告なく内容を変更、終了する場合がございます」)
おてがる光 ページによって違う(料金ページは期間の記載なし、トップページは「キャンペーン期間:2024年5月30日まで」)

おてがる光は、いま申し込んで工事費のキャンペーンが適用されるかを確認できていません。

5社とも適用されない場合(工事費を全額負担)で56通りを数え直すと、最安は19,800円(BB.excite光→Fon光)、最高は123,373円(auひかり→SoftBank 光)で、0円の組み合わせはなくなります(auひかりはひかり電話なし)。

入る側を足すと56通りに広がる

乗り換えは「どこから」と「どこへ」の組み合わせです。8社なら56通りあります。

                  ひかり電話なし     ひかり電話あり
最も安い   おてがる光 → BB.excite光        0円             0円
最も高い   auひかり  → Fon光         90,703円        72,993円
平均                                28,868円        24,440円

(「ひかり電話なし/あり」はauひかりの前提。ほかの社の額は変わりません)

最も高い組み合わせの内訳はこうです(ひかり電話なし)。

出る側 auひかり    解約金4,730 + 残り34,493 + 撤去31,680 = 70,903円
入る側 Fon光      事務手数料3,300 + 工事費の残る分16,500  = 19,800円
                                                合計 90,703円

ひかり電話ありなら、出る側が4,730+16,783+31,680=53,193円で、合計72,993円です。

0円になるのは、おてがる光からBB.excite光へ移る1通りだけでした。入る側の事務手数料と工事費がどちらも0円なのは8社でBB.excite光だけで、BB.excite光のほかに出る側が0円なのは、キャンペーンで工事費の相殺が11か月目に終わっているおてがる光だけだからです。DTI 光からBB.excite光へ移る場合は1,100円です。

どこへ行くかより、どこから出るか

56通りを「出る側」で並べ直すと、はっきり分かれます(auひかりはひかり電話なし)。

出る側 入る先しだいの幅
おてがる光 0円〜39,443円
DTI 光 1,100円〜40,543円
BB.excite光 3,300円〜39,443円
ドコモ光・ahamo光 8,342円〜47,785円
SoftBank 光 11,880円〜51,323円
Fon光 20,020円〜59,463円
auひかり 70,903円〜90,703円

各行の上限は、auひかり(ひかり電話なし)へ入る場合です(auひかりの行はFon光へ入る場合)。入る先を変えて動くのは、どの行でも39,443円までです。それに対して、出る側の違い(いちばん安い行といちばん高い行の下限の差)は70,903円あります。

ひかり電話ありで数えると、入る先で動くのは21,733円まで、出る側の違いは53,193円です。

つまり、乗り換えの費用はいまどこと契約しているかで大きく決まります。次にどこを選ぶかは、比べると効き方が小さくなります。

言い換えると、契約するときに「出るときいくらかかるか」を見ておかないと、あとから選べません。 撤去費や工事費の分割回数は、契約前なら選べる条件です。

月額の差より大きいことがある

たとえば月額が月200〜300円違う場合、2年なら4,800〜7,200円です。

乗り換え費用は、組み合わせによって0円から90,703円まであります。

月額の差が200〜300円(2年)   4,800〜7,200円
乗り換え費用                   0〜90,703円

月額を300円下げるために乗り換えて、乗り換え費用が5万円かかれば、回収に14年かかります。月額だけを見て決められる話ではありません。

この記事の限界

戸建ての条件で計算しています。 マンションは解約金と工事費が別に設定されている事業者があります。

更新月の位置は契約日によってずれます。 24か月ちょうどを契約期間の満了(解約金0円)として扱っていますが、実際に解約金なしでやめられる月は契約日によってずれます。その月を外して契約期間内に解約すると、解約金がこれに加わります。契約期間のある5社はどれも自動更新なので、更新期間を過ぎると次の期間でも解約金がかかります。

auひかりの撤去費31,680円は、撤去を希望した場合の費用です。 公式ページでは契約期間と結びついた費用とはされていません。表と組み合わせの計算には、最初の契約期間(3年)内に解約して撤去を希望する前提で入れています。

工事費の残りは、割引の開始月どおりに数えた額です。 工事費の請求側の分割回数と、各社が「1か月目」をどの月から数えるかは、すべて公式ページで確かめられてはいないため、実際の請求額とはずれます。auひかりをひかり電話なしで契約した場合の残りは、割引で打ち消されなかった額で、それまでに分割で払った分を含みます。

違約金の負担キャンペーンは含みません。 乗り換え時に他社の解約金を負担するキャンペーンを実施している事業者がありますが、条件と期間が頻繁に変わるため入れていません。実際にはこれで相殺できる場合があります。

工事費は標準的な工事の額です。 建物の状況によって追加工事が必要になることがあります。

8社だけの比較です。 事業者はほかにもあります。

情報は2026年9月15日に取得したものです。契約前に公式ページで確認してください。


出典:ドコモ光・SoftBank 光・auひかり・ahamo光・おてがる光・BB.excite光・Fon光・DTI 光の各公式の提供条件(2026年9月15日取得)。

よくある質問

光回線の乗り換えにはいくらかかりますか?

組み合わせによって0円から90,703円まで変わります。 契約から2年で乗り換える前提で、8社の全56通りを計算した結果です。平均は28,868円でした。出ていく側の解約金・工事費の残り・撤去費に、入る側の事務手数料と、入る側を2年でまたやめたときに残る工事費を足した額です。auひかりはひかり電話なしの前提で、auのスマホのセット割のためにひかり電話も契約する場合は、最高72,993円・平均24,440円です。

なぜそんなに差が出るのですか?

撤去費と工事費の分割です。 出ていく側だけで見ると、いちばん高い事業者は70,903円(auひかり・ひかり電話なし)、いちばん安い事業者は0円です。前者は工事費の残り34,493円と解約金4,730円に加えて、撤去費31,680円が別にかかります。後者は解約金が無く、工事費の分割も無いか、相殺が終わっている事業者です。

入る側の工事費は損になりますか?

auひかりのひかり電話なしを除き、使い続ければ相殺されます。 auひかりをひかり電話なしで契約すると、電話分の割引26,950円が付かず、その分は使い続けても残ります。ただし相殺は毎月の割引という形で進むので、途中でまた乗り換えると、割引で打ち消されなかった残りを負担します。2年ごとに乗り換えを繰り返す場合、入る側の工事費は毎回残りとして自己負担になります。相殺の完了までが25〜36か月の事業者では、2年では終わりません。

0円で乗り換えられる組み合わせはありますか?

56通りのうち1通りだけです。 おてがる光からBB.excite光へ移る場合で、入る側に事務手数料も工事費も無いのは8社でBB.excite光だけでした。ただしおてがる光の工事費の相殺はキャンペーンで、公式トップページに「キャンペーン期間:2024年5月30日まで」の表示があり、いま申し込んで適用されるかは確認できていません。DTI 光からBB.excite光へ移る場合は、DTI 光の工事費の割引が25か月目まで続くので、24か月では1,100円残ります。