光回線を2年で乗り換える費用は最大90,703円。56通りで計算
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この記事の根拠
- 独自集計 2年で乗り換える費用は8社56通りの組み合わせで0円から90,703円まで開き、平均は28,868円である(auひかりはひかり電話なし、工事費は割引の開始月どおりに数えた額)
- 独自集計 出ていく側だけで最も高い事業者は70,903円で、うち31,680円は撤去費である
- 独自集計 工事費の相殺完了までが25〜36か月の事業者があり、2年では終わらない
光回線の乗り換えを調べると「解約金がいくら」という話が出てきます。それだけでは終わりません。
かかるのは5つです。
出る側 解約金
工事費の残り(分割の相殺が終わっていない分)
撤去費
入る側 事務手数料 + 工事費の残り

この記事で数える「乗り換え費用」
1回の乗り換え費用を、次の合計で数えています。
- 出る側:解約金+工事費のうち割引で打ち消されなかった分+撤去費(24か月で解約)
- 入る側:事務手数料+工事費のうち、24か月でまたやめたときに割引で打ち消されていない分
入る側の工事費の残りを入れているのは、2年でまた乗り換える前提だからです。使い続ければ相殺されて0円になります(auひかりのひかり電話なしは、電話分の割引26,950円が付かないので残ります)が、その場合は次の乗り換えをしていません。
入る側を2年後にやめるときの解約金・撤去費は、この額に入れていません(それは次の乗り換えの「出る側」で数えます)。一方で入る側の工事費の残りは、次の乗り換えの「出る側」にも同じ額が出てきます。2回ぶんの乗り換え費用を足すと、工事費の残りを二重に数えることになるので、1回ずつの目安として見てください。
auひかりはひかり電話を契約しない前提です。auのスマホでセット割(auスマートバリュー)を使う場合はひかり電話が条件になるので、その場合の額も並べました。
出る側だけで70,903円かかる事業者がある
契約から24か月で解約した場合です(戸建て)。24か月ちょうどを2年契約の満了(更新期間)として計算しています。工事費の残りは、各社の割引の開始月どおりに数えています。
横にスクロールできます
| 事業者 | 解約金 | 工事費の残り | 撤去費 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| おてがる光※ | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| BB.excite光 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| DTI 光※ | 0円 | 1,100円 | 0円 | 1,100円 |
| ドコモ光※ | 0円 | 8,342円 | 0円 | 8,342円 |
| ahamo光※ | 0円 | 8,342円 | 0円 | 8,342円 |
| SoftBank 光※ | 0円 | 11,880円 | 0円 | 11,880円 |
| Fon光 | 3,520円 | 16,500円 | 0円 | 20,020円 |
| auひかり(ひかり電話なし) | 4,730円 | 34,493円 | 31,680円 | 70,903円 |
※工事費の相殺がキャンペーン・特典の社。適用されている前提です(下の「キャンペーンが前提の社」を参照)。
auひかりをひかり電話ありで契約している場合は、工事費の残りが16,783円、合計53,193円です(電話代770円/月は別)。グラフのauひかりの棒は、ひかり電話なしの額(70,903円)で描いています。
auひかりだけ突出しているのは、撤去費31,680円と、ひかり電話なしでは工事費の電話分26,950円の割引が付かないためです。他の7社は、取得した料金データに撤去費の記録がありません(撤去費が無いと確かめたわけではありません)。
24か月ちょうどを契約期間の満了とみなすと、2年契約の事業者は解約金が0円になります。それでも工事費の残りは残ります。 2年契約の3社(ドコモ光・ahamo光・SoftBank 光)は、相殺の完了が30〜31か月目に設定されているためで、この点は光回線の工事費残債、更新月の解約でも残る3社で書きました。
割引の開始は、ドコモ光・ahamo光が8か月目から、SoftBank 光が公式のキャンペーンページの表記で「課金開始7か月目から」、auひかり・DTI 光が開通月の翌月(2か月目)からです。SoftBank 光は料金ページが「31ヵ月目までご利用の場合」と書いていて、8か月目開始と読むこともできます。その読みなら24か月時点の残りは13,860円です。
キャンペーンが前提の社
工事費の相殺が、料金ではなくキャンペーン・特典として書かれている社が5社あります(2026年9月15日取得)。
| 事業者 | 公式の期間の書き方 |
|---|---|
| ドコモ光・ahamo光 | 開始日だけ(2025年4月1日から。終了日の記載なし) |
| SoftBank 光 | 開始日だけ(2026年6月1日から。終了日の記載なし) |
| DTI 光 | 期間の記載なし(「予告なく内容を変更、終了する場合がございます」) |
| おてがる光 | ページによって違う(料金ページは期間の記載なし、トップページは「キャンペーン期間:2024年5月30日まで」) |
おてがる光は、いま申し込んで工事費のキャンペーンが適用されるかを確認できていません。
5社とも適用されない場合(工事費を全額負担)で56通りを数え直すと、最安は19,800円(BB.excite光→Fon光)、最高は123,373円(auひかり→SoftBank 光)で、0円の組み合わせはなくなります(auひかりはひかり電話なし)。
入る側を足すと56通りに広がる
乗り換えは「どこから」と「どこへ」の組み合わせです。8社なら56通りあります。
ひかり電話なし ひかり電話あり
最も安い おてがる光 → BB.excite光 0円 0円
最も高い auひかり → Fon光 90,703円 72,993円
平均 28,868円 24,440円
(「ひかり電話なし/あり」はauひかりの前提。ほかの社の額は変わりません)
最も高い組み合わせの内訳はこうです(ひかり電話なし)。
出る側 auひかり 解約金4,730 + 残り34,493 + 撤去31,680 = 70,903円
入る側 Fon光 事務手数料3,300 + 工事費の残る分16,500 = 19,800円
合計 90,703円
ひかり電話ありなら、出る側が4,730+16,783+31,680=53,193円で、合計72,993円です。
0円になるのは、おてがる光からBB.excite光へ移る1通りだけでした。入る側の事務手数料と工事費がどちらも0円なのは8社でBB.excite光だけで、BB.excite光のほかに出る側が0円なのは、キャンペーンで工事費の相殺が11か月目に終わっているおてがる光だけだからです。DTI 光からBB.excite光へ移る場合は1,100円です。
どこへ行くかより、どこから出るか
56通りを「出る側」で並べ直すと、はっきり分かれます(auひかりはひかり電話なし)。
| 出る側 | 入る先しだいの幅 |
|---|---|
| おてがる光 | 0円〜39,443円 |
| DTI 光 | 1,100円〜40,543円 |
| BB.excite光 | 3,300円〜39,443円 |
| ドコモ光・ahamo光 | 8,342円〜47,785円 |
| SoftBank 光 | 11,880円〜51,323円 |
| Fon光 | 20,020円〜59,463円 |
| auひかり | 70,903円〜90,703円 |
各行の上限は、auひかり(ひかり電話なし)へ入る場合です(auひかりの行はFon光へ入る場合)。入る先を変えて動くのは、どの行でも39,443円までです。それに対して、出る側の違い(いちばん安い行といちばん高い行の下限の差)は70,903円あります。
ひかり電話ありで数えると、入る先で動くのは21,733円まで、出る側の違いは53,193円です。
つまり、乗り換えの費用はいまどこと契約しているかで大きく決まります。次にどこを選ぶかは、比べると効き方が小さくなります。
言い換えると、契約するときに「出るときいくらかかるか」を見ておかないと、あとから選べません。 撤去費や工事費の分割回数は、契約前なら選べる条件です。
月額の差より大きいことがある
たとえば月額が月200〜300円違う場合、2年なら4,800〜7,200円です。
乗り換え費用は、組み合わせによって0円から90,703円まであります。
月額の差が200〜300円(2年) 4,800〜7,200円
乗り換え費用 0〜90,703円
月額を300円下げるために乗り換えて、乗り換え費用が5万円かかれば、回収に14年かかります。月額だけを見て決められる話ではありません。
この記事の限界
戸建ての条件で計算しています。 マンションは解約金と工事費が別に設定されている事業者があります。
更新月の位置は契約日によってずれます。 24か月ちょうどを契約期間の満了(解約金0円)として扱っていますが、実際に解約金なしでやめられる月は契約日によってずれます。その月を外して契約期間内に解約すると、解約金がこれに加わります。契約期間のある5社はどれも自動更新なので、更新期間を過ぎると次の期間でも解約金がかかります。
auひかりの撤去費31,680円は、撤去を希望した場合の費用です。 公式ページでは契約期間と結びついた費用とはされていません。表と組み合わせの計算には、最初の契約期間(3年)内に解約して撤去を希望する前提で入れています。
工事費の残りは、割引の開始月どおりに数えた額です。 工事費の請求側の分割回数と、各社が「1か月目」をどの月から数えるかは、すべて公式ページで確かめられてはいないため、実際の請求額とはずれます。auひかりをひかり電話なしで契約した場合の残りは、割引で打ち消されなかった額で、それまでに分割で払った分を含みます。
違約金の負担キャンペーンは含みません。 乗り換え時に他社の解約金を負担するキャンペーンを実施している事業者がありますが、条件と期間が頻繁に変わるため入れていません。実際にはこれで相殺できる場合があります。
工事費は標準的な工事の額です。 建物の状況によって追加工事が必要になることがあります。
8社だけの比較です。 事業者はほかにもあります。
情報は2026年9月15日に取得したものです。契約前に公式ページで確認してください。
出典:ドコモ光・SoftBank 光・auひかり・ahamo光・おてがる光・BB.excite光・Fon光・DTI 光の各公式の提供条件(2026年9月15日取得)。