携帯料金14プランを同じ条件で計算したら、最安が入れ替わる地点が5つあった
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この記事の根拠
- 独自集計 14プランをデータ量別に計算した結果、最安が入れ替わる地点が5GB・7GB・25GB・30GB・50GBの5か所あった
- 独自集計 無制限プランは楽天モバイル3,278円に対し大手3社は7,315〜8,008円で、年額最大56,760円の差がある
携帯料金の比較記事は、たいてい各社の料金表を並べて終わりです。ところが各社の体系はバラバラで、段階制の会社、定額の会社、1GBごとの従量制の会社、必要な分だけ買い足す会社が混在しています。表を眺めても、自分の使用量だと結局どこが安いのかは分かりません。
そこで14プランの料金を公式ページから集めて、データ量ごとに全部計算し直しました。条件は税込・単身・割引なしで統一しています。
結論から言うと、最安の会社が入れ替わる地点が5つありました。
データ量ごとの最安
| データ量 | 最安のプラン | 月額 |
|---|---|---|
| 0.5〜3GB | 日本通信SIM 合理的シンプル290 | 290〜730円 |
| 5GB | IIJmio ギガプラン | 950円 |
| 7〜20GB | 日本通信SIM 合理的みんなのプラン | 1,390円 |
| 25GB | IIJmio ギガプラン | 2,000円 |
| 30〜50GB | 日本通信SIM 合理的50GBプラン | 2,178円 |
| 50GB超 | 楽天モバイル Rakuten最強プラン | 3,278円 |
入れ替わりが起きるのは 5GB・7GB・25GB・30GB・50GB の5か所です。
つまり「一番安い会社」は存在しません。自分が毎月何GB使うかで答えが変わります。 使用量が分からない場合は、スマホの設定画面(iPhone なら「モバイル通信」、Android なら「ネットワークとインターネット」)で直近の実績を確認してください。ここを把握せずにプランを選ぶと、どのプランでも損をします。
少量しか使わないなら、大手系は候補に入らない
3GBまでで足りる人にとって、日本通信SIMの合理的シンプル290は圧倒的です。基本料290円に1GBが含まれ、超過分は1GBあたり220円。3GBでも730円です。
同じ3GBで比べると、こうなります。
| プラン | 3GB時の月額 |
|---|---|
| 日本通信SIM 合理的シンプル290 | 730円 |
| LINEMO ベストプラン | 990円 |
| 楽天モバイル | 1,078円 |
| mineo マイピタ | 1,298円 |
| ドコモ irumo(割引前) | 2,167円 |
| ドコモ eximo(割引前) | 5,665円 |
楽天モバイルは3位です。 少量域では勝てません。ここで楽天を勧める記事があれば、それは料金を計算していないだけです。
無制限で比べると、景色が変わる
一方、容量を気にせず使いたい場合は話が逆転します。無制限プランだけを並べます。
| 事業者 | プラン | 月額(割引前) | 差 |
|---|---|---|---|
| 楽天モバイル | Rakuten最強プラン | 3,278円 | — |
| ドコモ | eximo | 7,315円 | +4,037円 |
| au | 使い放題MAX+ | 7,788円 | +4,510円 |
| ソフトバンク | テイガク無制限 | 8,008円 | +4,730円 |
年額に直すと最大56,760円の差です。ここでは楽天が2番手を4,000円以上引き離しています。
大手の「割引後価格」に注意
大手3社は「割引を適用すれば5,000円台」と案内していますが、その条件を読むと様子が違います。各社の公式ページに書かれている前提はこうです。
- ドコモ(最大2,387円引き)… 家族3回線以上、かつドコモ光(月4,400〜5,940円)または home 5G(月5,280円)の契約、かつdカード払い
- au(最大2,530円引き)… 家族3人以上、かつauひかり等の自宅ネット(例として基本料5,610円+電話770円と明記)、かつau PAYカード払い
- ソフトバンク(最大2,860円引き)… 家族3回線以上、かつSoftBank 光(例として5,720円+指定オプション550円〜と明記)、かつPayPayカード ゴールド(年会費11,000円)払い
つまり割引後価格は「家族3人で契約し、自宅の光回線も同じ会社にしている人」の価格です。単身者や、光回線を別会社にしている人はこの価格になりません。
さらに、光回線の月額を足すと総額では逆転します。ソフトバンクのテイガク無制限を割引価格5,148円で使うには、SoftBank 光の5,720円+オプション550円が必要です。合計10,000円を超えます。
楽天モバイルの割引は「最強家族割」の110円引きのみで、割引幅は小さいものの、光回線の契約を条件にしていません。比較するときは、割引の額だけでなく条件のコストまで含める必要があります。
通話料も条件によっては効く
通話をよくする人は、通話料で順位が変わります。
| 事業者 | 通話料 |
|---|---|
| 楽天モバイル | Rakuten Linkアプリ利用で国内通話無料(未使用時22円/30秒) |
| 日本通信SIM・IIJmio | 11円/30秒 |
| その他大半 | 22円/30秒 |
月60分通話する場合、22円/30秒なら2,640円、11円/30秒なら1,320円かかります。基本料の差より通話料の差の方が大きくなることがあります。 楽天は専用アプリ経由なら無料なので、通話が多い人ほど有利になります。ただし一部対象外の番号があり、アプリを使わない発信は通常料金です。
結局どう選ぶか
計算結果から言えるのは、次の3つです。
- 月20GB以下なら、日本通信SIMかIIJmio。楽天を含む他社が入る余地はほとんどありません
- 50GBを超える、または容量を気にしたくないなら楽天モバイル。2番手との差が年4万円以上あります
- 大手3社は、家族3回線+同社の光回線が揃っている場合のみ検討対象。単身でこの価格を払う理由は見当たりません
この記事の限界
割引を除いた単身前提の計算です。 家族割やセット割が使える環境なら順位は変わります。特に大手3社は条件を満たせば2,400〜2,900円下がるので、すでに家族全員が同じキャリアで自宅の光回線も同社という人は、別途計算し直してください。
キャンペーン価格は含めていません。 IIJmioは2026年11月4日まで月額割引を実施中で、期間中は上の表より安くなります。期間限定の価格は数か月後には消えるため、恒常価格で比較しています。
日本通信SIMの基本料は、公式ページ上で税込か税抜かが明示されていません。 50GBプランの2,178円は1,980円の1.1倍にあたるため税込と読めますが、確定できていません。税抜だった場合、290円プランは319円、みんなのプランは1,529円になります。
速度や通信品質は比較していません。 料金だけの比較です。MVNOは混雑時間帯に速度が落ちる傾向があり、楽天モバイルはエリアによって電波状況が異なります。金額だけで決めず、自分の生活圏で使えるかは別途確認してください。
料金は改定されます。この記事の数値は記載の取得日時点のもので、契約前には必ず各社の公式情報を確認してください。